AV落人辻丸の言霊〜殉教録〜

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zoom RSS 男優私録・その一

<<   作成日時 : 2009/06/22 20:13   >>

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男優をやってると色々な目にあう。様々なものが見える。どうでもいいことを考える。
そんな"日記"から。
多分、続く。
死ぬまで男優だから。


「顔面パンチ二連発!」

レイプの現場で、女優に平手打ちされたことはある。
蹴られたこともある。
噛み付かれたり、引っ掻かれたこともある。
しかしグーパンチをもろに顔面に食らったのは、初体験だった。しかもアゴ目がけての確信犯的二連発・・・!
その女優とは二度目であり、前回はセクハラ陵辱だった。
その時の恨みが甦ったのか、最初から目がイッちゃってた。
集団レイプだったが、ほとんど狙いは僕ひとり。
鬼気迫る眼差しから放たれた憎悪の鉄拳、見事に炸裂!!
流血しなくてよかった。ダウンさせられなくて、助かった。
床は濡れたコンクリ・・・まったくシャレにもなりゃしない。
僕は、キレない。
よく「キレた!」と見なされるようだが、過去、仕事でキレたことは一度もない。
キレる前に、カットをかける。
喧嘩したって全ては無駄事。
制裁目的で、キックや絞めでやり返す男優を何度か見た。
そういう輩に限って、公私の別を、とか、怪我はいかん、とか・・・・。
レイプでの怪我は、誰のせいでもない。
撮影なのだから、あくまでも事故としてそれぞれが受け入れるしかない。
その覚悟がないのなら、レイプの仕事など請けないでほしい、撮らないでほしい、見ないでほしい。
カレシがいて、資格付きの昼間の仕事もちゃんともっていたその女優は、もう引退している・・・・。


「なぜ君がAV女優・・・?」

明るくて素直で真面目で優しくて・・・そんな絵に描きたくなるようなイイ子が、その日の主演女優だった。
セリフは完璧、演技も一生懸命、そしてどうしょうもない老残男優の僕なんかのために10分以上の高速手コギ。
それでも彼女は汗だくで「(上手じゃなくて)すいません」と、謝ってくれた。
こんな死に損ないの野郎に、最高の健気さで、終始優しく接してくれた。
彼女は多分、まだ十代?
肌はピチピチ、笑顔はロリータ、仕草はアイドル。
なぜ君はAV女優なのだろう?
なぜ君は好きでもない男とセックスするのだろう?
なぜ君は、誰のものでもない自分の裸身を永久に晒すのだろう?
なぜ君は、男優のくせにこんなことを考える偽善者の僕の性器をしゃぶり尽くしてくれたのだろう?
この子をAV女優に導いた全てのものを、僕は認めない。
だから、自分が生きていることを、僕は許せない・・・・。


「僕だから?」

また無視された。
毎度のシカトだった。
いつものヘアメイク女史。
派手な化粧に、原色ファッション。
オシャレ専門の、アーティストらしい。その道ではプロであり、自然体であり、何も言えた義理ではない。
ただ、僕はシカトされる。
何度現場で会っても、丸々一日、無視され続ける。
相性が悪い?
男性として、まるで対象外?
別にこっちだって、何を期待しているわけでも全然ない。
単なる僕のコンプレックスだろう。
いつまでたっても、AV男優なんてという、日蔭意識の表れだろう。
その人のどこにも落ち度はない。
ただ・・・独りで空しい。
同じ控え室になれば、他の若い男優とは、しゃべくりまくり。
その男優氏が出番で出て行くと、一気に沈黙の二人独房。
もちろん彼女はさっさと出て行く。
何の用だか気まずい部屋を後に、僕の視界から見事に消える。
それだけのことだ・・・。
こんなことはもうこの20年、絶えず味わってきた定番の現実だ。
僕が男優だから、じゃない。
他人の感情に、どんな理屈も通用しない。
僕は、いてほしくない存在、のようだ。
僕にだって、僕だからこそ?、そういう輩は少なからず存在してしまうわけだ。
だから、構わない。
みじめな愚痴で、まったく・・・答えはない。


「トラウマの女優・・・」

背後から責めるシーンで、AV女優が泣いた。
アナルをいたぶられると察知して、演技を忘れ、カメラに向かって救いを求めた。
もちろん僕は触っていない。いじってもいない。
責める、と脅しただけ。それだけで泣き出してしまう本番モデル。
彼女は、底抜けの明るさとド淫乱?のイきっぷりで売っている企画単体女優だ。スポーツで鍛えたしなやかな肢体のAVアイドルだ。
彼女のアナルは、トラウマらしい。
どこかの誰かが、彼女のアナルを虐待?し、彼女の心に決して癒えない焼印を押し付けてしまったらしい。
日々股を開き、カラダを晒し、あらゆる穴をカメラに売り尽くすAV女優・・・。
彼女たちにも、ココロはある。
彼女たちにも、傷跡はある。
メイクで隠れず、カメラで捉えられず、マスコミには顧みられず・・・・。
僕は彼女たちをギリギリのNGラインで密猟するだけのAV男優だ。
涙は、忘れない。
己が偽善を、弁明しない。



AV男優
扶桑社
家田 荘子

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
いつも、色んな意味でお世話になってます。
AV男優の方の話しを初めて聴かせていただきました。
僕からすれば憧れの世界ですが、どこの世界にも男がいて、女がいて、そして苦労があるんですね。勉強になりました。
男の夢のため、頑張ってください。
ルシフェル♂
2010/01/04 00:10

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