AV落人辻丸の言霊〜殉教録〜

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zoom RSS AV差し入れ放談

<<   作成日時 : 2006/06/13 06:44   >>

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AV現場にも、たまに差し入れがある。猥雑とした?雰囲気が妙に和らぐ。
撮影はひとつの人生だ。おやつタイムくらいあっても、バチは当たらないのだ。

AVに限らず撮影現場の差し入れとくれば、ほとんどがお菓子となる。
先日もそうだった。どこのどちらさんか知らないが(大変、失礼)箱いっぱいのショートケーキを差し入れしていただいた。
ただし、そのタイミングは毎度の微妙。
当たり前のことながら、丁度昼食時とか、夜食代わりとかのタイミングとはなかなかならない。よってタイミングのいい人間から御馳走になれるわけで、絡みを控えるキャストの立場では、あえない貧乏くじを引かされることも、ままあるわけだ。
かくてその日はちょっとしたパニックが起こった。
「全部、食っちゃってるよ!」
スタッフの一人が悲痛なる訴え・・・手の空いてたスタッフの一人が本番中をいいことに、絶妙のタイミングで席巻してしまったのだ。
ケーキ全部、ではない。
その上にチョコンとのっかってたイチゴを全部・・・そうひとつ残らず。
小さな子供じゃあるまいし、と後で箱を覗いてみたら本当に見事な種無し、ならぬイチゴ抜きケーキのさえない葬列。
ありえないことが起こるのがAV現場とはいえ、これにはまいった。
僕は甘党のくせに、デザートやらオヤツやらにそれほど執着がなくなっているのだが、働き者のスタッフはそうもいかない。
「食っちゃってるよ・・・一個もないよぅ・・」
その後何回このボヤキが現場を往復したことか・・・色気より食い気・・・エロよりギブミーストロベリー?
みんな三十代後半以上・・・たまにはガキに戻りたい・・・か。

十年くらい前、アダルトとはまったく無関係の小劇場舞台に出演したことがある。
四日間の公演中、あるわあるわ、が差し入れの山。その全てが甘い物で溢れ返った。
ケーキ、シュークリーム、パイ、チョコレート、ゼリー、饅頭、ドラ焼き・・・。
食った食った。ここぞとばかりに食い漁った。
舞台は疲れる。当日の軽い通しに手直しに、一日二回公演なんぞとなれば、外へ何か食いに行く体力ももったいない、のカッタルイ。
よって昼食代わりにお菓子三昧。
それでも余って、持って帰って三食甘党てんこ盛り。
若かったのか、それほどしんどかったのか・・・糖尿にもならずに立派な全エネルギーになってくれたのには、後から呆れ、驚いた。
人間の舌なんて、いい加減なものだ。
一日三十品目なんて・・・・それこそ甘いブルジョワ的余裕とやらだ。

男優になる少し前、某SM雑誌で撮影現場ルポを連載していた。
その時いつも同行してくれた編集の人が熱心な差し入れ派だった。飲み物やらつまめる物やら大きな袋いっぱいに買い込んできては「どうぞ、やって下さい」と、いつもニコニコ。
いい人だった。
常に優しく、気配り充分で、腰の低い青年だった。
彼はそれからしばらくして編集者を辞め、帰郷した。何と、ホテルに就職し、フロントに立っていると風の便りに聞いた。
エロ本作りを天職と言っていた、今で言う癒し系の彼。
優秀なホテルマンになったことだろう。まさにピッタリの職業に邁進していることだろう。
いい人ほどエロ業界からは、いなくなる。
差し入れと聞く度に、僕は彼の清々しい笑顔を思い出す。

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