AV落人辻丸の言霊〜殉教録〜

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zoom RSS 美肌考

<<   作成日時 : 2006/04/13 20:08   >>

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自分の出たAVを久々に見た。まあ何ということもない立派な商品だった。
もっともヌケる個所はまったくなかった。ただ女優の美肌だけが印象に残った。
僕は美肌に弱い。それだけのことだった。

AV女優はみんな美肌だと勘違いしている人は多い。
何せ終始ライトが当てられているのだ。綺麗に映らない方が、稀なのだ。
もしそれでも少し荒れて汚く見えるようなら実物は推して計るべし。そういう女優は決して少なくない。当然だろう。
彼女達の大半は普段素人なのだ。女優になるのは脱いでハメられてお金貰える時だけなのだ。

単体アイドル系ならエステ通いもありかもしれないが、企画系ではあまりお目にかかれない。
たった一度だけ、明らかにこりゃ行ってきたな、と思えた子がいた。
その子は面接の時(僕は演出補佐だったので同席)正直太り過ぎだった。肌もいささか荒れ気味だった。
しかし容姿と雰囲気と性格は合格だったので、監督はある提案を出した。
あなたで撮りましょう。ただもっと痩せてきてくれたら一キロ減につきギャラ一万アップします。
さあて撮影当日。わざわざ?用意された体重計に乗った彼女は三キロの泥縄ダイエット、つまり三万のボーナスゲットに成功。
そして肌の艶がまるで違っていた。ムダ毛も一切なく、スベスベした美肌に変貌していた。
エステ効果で三万のご褒美か・・・プロと言えば聞こえはいいが、まあ可愛い努力であった。実際現場も楽しくスベスベ、いやスムーズに終えられた。

しかしながら単体でもかなり怪しい女の子も少なくない。
小さな擦り傷切り傷はもちろん、痣にニキビ跡に、ブツブツ、ザラザラ・・・。
体質のこともあるから一概に言っては失礼だが、中にはモロに不健康の成果ありあり、なんて遊び盛り丸出しの子もいる。
前夜もクラブ、今夜も呑み会、ねぇねぇカントク、連れてってぇー・・・。
そのくせ太ることだけには過敏だから、無理なダイエットにはハマりっぱなし。
偏った食生活が肌を乱し、オッパイやヒップの張りまで歪めてしまうことを、されど彼女達は気にしていない。シリコン入りなら尚更振り返らない。
かくしてナチュラルに出来上がったサイボーグギャルが往々にして画面を席巻する。大体デビュー二年目あたりから不自然体型にして重ね塗り調の姉御肌?が、堂々の貫禄で業界を闊歩する。
だから、つまらない夢想などは抱かないことなのだ。
そのすっかりプロ仕様と化したお仕事ぶりも含め、中堅アイドルとの共演に、新鮮な感動など、期待してもお門違いなだけなのだ。

これが我ら男優となると、少々笑ってしまう。
イケメン系男優諸氏の美肌たるや、実際並の女優はほとんど食われている。どっちに目が行ってしまうものか・・・。
僕にはそのケは全然ない。それでも同じ人間としての肉体美、となると男も女も関係ない。
かつて「浪人街」(89年)という映画を見た時、女盛りの三十一歳樋口可南子よりも、五十男の原田芳雄の鍛え上げられたストイックな裸身の方にどうしても魅きつけられてしまった記憶がある。
美しいものは、何がどうあれ美しいのだ。
そこら辺、この仕事に賭けてるAVアイドルなら、もう少し気合い入れてもらいたいものだが・・・エロ追求もいいけど美容と健康、フィットネス・・・。

だが、まったく逆のケースとして勘弁してほしい裸体をさらす男優氏もたまにいる。
中年太りとかのことではない。これはこれでリアルでいい。
あの剛毛なのだ。どこからが陰毛なのかさっぱり識別不能の全身毛むくじゃら系の人達なのだ。
確かに剃るのは大変だろう。アメリカのプロレスラーみたいに毎朝キチンと全身処理なんて、そんな理由もないだろう。
ユーザーが見るのはあくまで女。俺等は所詮モノ、サオ、影法師・・・。
にしてもだ。あの黒々スパイダーマンは萎える。特にフェラシーンなど、女優より先にオェッといきそうになる。
「オメーのハゲの方がよっぽどウゼーよ!」
余計なお世話と承知の上で、己のキモさも棚に上げて、やっぱり書く。
男優だって映るのだ。多少の手入れも気配りも、していただきたいところなのだ・・・・・失礼。

まあ、かく言う僕も男性エステなんて一生無縁。日焼けサロンすら入った試しもない。
幸い毛深い方ではなく、目立つ傷や汚れもなく、年の割りにはスリムな方。
されどテメエの体にビデオで感心するほどナルシスではない。年々衰えていく肉体にゲンナリしつつの、自己嫌悪しか感じない。
映像は残酷だ。
人間は哀れな被写体だ。
AVはロマンのはず。
しかし現実は・・・騙し絵にもなっちゃいないようだ。

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内 容 ニックネーム/日時
 「映像は残酷だ」みたいなことを言っていたのは新藤兼人だったかな。撮られる側にとっては、そうとう深刻な問題だと思います。TVタレントの化粧が特殊メイクになるのは、むしろこの残酷さから逃れるためかもしれないですね。でも私たちが、その「残酷な映像」を好きなのは、「映像は残酷なものばかりではない」からなんでしょうね。
 私は20代は辻丸さんみたいな風貌でした。バンドやっててロン毛だったし。それが、30代になると斉藤 修さんのようになってしまいました(-_-;)40歳になって、重いうつ病になり、いちにち2〜3時間だけしか起きられない生活を1年間、夜だけ2時間バイトする暮らしを数年間してきました。親の作った借金を返しながらだったので、ほんとうに、しんどかったです。
 いまは、だいぶ働けますよ。薬をいろいろ飲みながらですが。こうして辻丸さんのブログに来たりすることも出来る。数年前なら、できなかった事ですから。
 BODY PRESSに載ってた辻丸耕平の、きらめくような「ピンク映画評」を読むことは、働きづめだった当時の私に安らぎを与えてくれました。あの文章、健在ですね。
 では、また。
ロマンポルノスキィ
2006/04/13 23:32
ありがとう。お大事に。
つじまる
2006/04/15 13:45

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