AV落人辻丸の言霊〜殉教録〜

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zoom RSS 風邪ひき男優自転車行

<<   作成日時 : 2006/02/22 19:07   >>

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風邪が直らない。
一昨日の今日だから、当たり前か。
それにしても喉が痛い。寝起きなんて、焼け付くみたいに痛い。
こんな日に自転車行脚だ。今週の快晴は今日ぐらいだから、仕方ないのだ。

目的は隣の駅前のツタヤにDVDを返却すること。
「花と蛇2 パリ 静子」。
ひどい映画だった。救いようもない駄作だった。
人間描写が出鱈目で、登場人物が一人残らず大馬鹿にしか見えなかった。
石井隆は一体どうしてしまったのだろう。
AVに何かコンプレックスでもあるのだろうか。
まったくドラマの態をなしていない、見世物としてもてんでつまらない、やたら目まぐるしいカット数と揺れっぱなしのカメラとでほとほと疲れる偽装エロティシズム。
悲しくもならなかった。
風邪で苦しくて、どーでもいい気分の時には、丁度いいヒマ潰しだった。

途中のブックオフで劇画版「花と蛇」(竹書房)を買った。
原作に忠実な、悪くない出来だった。
案外、小説の映画化より、劇画化の方が変に作家が欲張ろうとしないから、堅実でいい結果になるのかもしれない。
カッコつけても駄目だ。
いきがっても無駄だ。
「花と蛇」はやはりAVになるべきだ。
素朴でいいんだ。古いくらいで丁度いいんだ。
性とはもっと、単純であるべきなんだ。

レンタルビデオ屋でアダルトコーナーに入る。
僕はこれまで、ただの一度も声をかけられたことは、ない。
同業者に聞くと二三度は誰でも経験あるとか。
こんなザンバラカッパがどうして目立たないのか。それとも目立ち過ぎて、皆さん、ひいてしまわれるのか。
販売コーナーを覗く。
何と僕がデビューの年に出演した作品がDVDになって甦っている。
これって海賊版なのか。それとも一応はれっきとした再版物なのか。
どうでもいい。
パッケージは十八年前と同じヤツ。
勝手にしてくれ。カントクは現役だ。男優も現役だ。
女優は消えたんだ。メーカーは、潰れたはず、なんだ。

ツタヤ、本屋、薬局、とまわって、古本屋に入る。
奥は完全なAVショップだ。新作ウジャウジャ。
安売りコーナーだけ、ぐるっと見る。
僕の出ている去年くらいの作品が二本も。
もう一本つけて買えば二千九百八十円とか。
買わなかった。どちらも大して思い入れもない現場だった。
二本で千円、二十年前のお値段です・・・サオダケの方が値打ちがあるってことか。
十八年前のAVは一本三百円で売られていた。
黙っていればそんな旧作だとはバレないだろうに・・・AVの人々は、正直だ。
気取ってないってことだ。

締めは99円ショップ。
ついつい入ってしまう、僕もれっきとした下流階級だ。
牛乳、納豆、レタスにミカンにコンビーフの缶詰め。すべて百円より一円安。
我々は何を食っているのだろう。
99円を食い漁って、どういう人生に満足するのだろう。
バリッとスーツで固めたビジネスウーマンが、子分みたいな背広青年を引き連れてお菓子売り場を歩いていた。
彼女もSMするのだろうか。
仕事でSなら、やっぱり部屋ではMだろうか。
十八年、僕の発想は進歩が、ない。
僕が小説「花と蛇」を知ったのは、まだ中学生の頃だった。

たまの自転車は疲れる。
歩きでない油断からか、ついつい買い物し過ぎて、家までの道のりにフーフーする(駐輪場が離れているので)。
まして風邪ひきだ。
ただでさえ脆弱な奴が、哀れな病人風情だ。
ろくなブログも書けない。
人のこしらえたものにケチをつける、パワーすらない。
呻いているだけだ。
自転車に身を預けて、アエギアエギ、へいこらしている、今日の僕は小バカだった。

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お大事になさって下さい。
無理にブログ書かないで静養して下さいね。

コメントが…。うぅん…風邪で弱っている時にそんなことを聞かなくても…という気がしますが(T.T)
同じく風邪ひきさん
2006/02/23 05:36

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