AV落人辻丸の言霊〜殉教録〜

アクセスカウンタ

zoom RSS AV女優笠木忍チャンのつぶやき

<<   作成日時 : 2005/12/02 19:43   >>

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

笠木忍ちゃん。言わずと知れた元祖カリスマ女優の一人である。
だが、彼女は他の子達とは決定的に違っていた。AVアイドルのはずなのに、とにかく暗かった。キャピキャピとAV女優を楽しんでいるムードが皆無だった。一体なぜ?
たった一度だけの、わずか十五分の共演(「結成!!笠木忍いぢめ隊」ミリオン)。
彼女は、答えてくれた・・・。

タイトル通り、笠木忍ちゃんはこの作品中、徹底的にイジメられる。
プロレスごっこにロリコン変態なんてお笑い系もあるものの、強烈イカせ責め、女王SM、鼻フックFUCHと、彼女はひたすらハードに嬲り尽くされる。
いじめられっ子キャラ。これがずっと変わらぬ彼女の代名詞であり、この作品はAV女優笠木忍の個性に最大限則った王道の一本、と言えるだろう。
しかし僕は彼女の作品を一本も見たことがなかった。この現場における女王プレイを覗くことで初めて笠木忍という噂の人気女優と相ま見えた。
そして彼女のナマのいじめられっぷりに接して、正直失望した。この時点で百本以上、様々なハードSM物も経験済みの彼女のはずなのに、その反応は随分とトロいものだったからだ。

まず何より喋らない。M奴隷というお馴染みの設定だろうにアドリブがちっとも効かない。
やっと強引に言わされても蚊の鳴くような声でさっぱり聞こえない。自分からてんで動かない。命令されたこと以上は何もしない。ほとんどボウーとした顔で、見るからに反応が鈍い。
恥ずかしいポーズや蝋燭責めになってようやく眉をしかめ、そこそこ泣いてみせるものの、ただそれだけのこと。
彼女は女王様を見ていない。自分に関わる相手とちっとも向かい合っていない。
声や視線などには無関心。マンコを触られたリ、蝋燭の熱を受けたリ、直接カラダに感じたことだけに反応する。痛い、臭い、熱い、苦しい、そして気持ちいい、そういう自分の感覚としか繋がろうとはしない。
これは一体何なのだろう。
駆け出しの新人ならいざ知らず、こんな態度で彼女は三年以上ものAVキャリアを送ってきたのか。人一倍過酷な現場巡りをこなしてきたのか。
僕は頭をかかえた。
ここまで頑な子を、出来上がってるベテラン女優を、いじめなくてはならない。それも形としてではなく、女優の衣をひっぺがし、笠木忍の本性をえぐり出すというリアルな調教を施さなくてはならない。
彼女は一体何ものなのか。笠木忍はどこから来たのか。
僕はもう、出たとこ勝負に賭けてみるしかなかった。

連続フェラシーン。僕の出番はここだ。
彼女にとってはどうってことない毎度のお仕事だったろう。自分の世界から抜け出そうとしない彼女にしてみれば、ただ無心でしゃぶり抜くくらい、やリ安い、やられ安い責め苦はなかったろう。
そんな彼女を予想外の仕打ちで僕は追い込まなくてはならない。
いきなりやった。
イラマチオ、それも喰わえさせたままどんどんと押し倒してゆき、半ブリッジ尺八、そこから完全に仰向けに寝かせて顔起こし御奉仕。
首も呼吸もしんどい口吻地獄。彼女は呆気無くギブアップした。僕の醜悪なマラビンタを絶え間なく見舞われながら、屈辱に歪んだ顔で耐え続けた。
僕は、ここぞとばかりの罵詈雑言で追い討ちをかけた。あくまで無言を通す彼女に容赦なく言葉の暴力をぶつけた。AV女優の確信犯的な黙秘なんて、僕には絶対許せなかった。

もうやる気がないのか?なんで出来ないの、これが。
返事しなさい。もう嫌だから口もききたくないのか。
やりたくないのか、出来ないのか、どっち、どっちなの?
もうこんなチンチンしゃぶるの嫌か?どっちなの?ええ?どっちなの?

僕は床をバンバン叩く。叩きまくる。

一番失礼だろ、黙ってるっていうのが。自分の気持ちは?自分の意志を言いなさい、はっきりと。意志はないのか、君には。
モノか?人間じゃないのか、悔しくないのか、このままどぶ川に捨てられてもいいのか、人形みたいに。
人形じゃないだろ、人間だろ?違うのか。自分の気持ちがあるんだろ。ただ言われるままに喰わえてかけられて、こんなままじゃ人形なの!。
そうじゃないんだろ、そうじゃないんだろ!そうじゃないからちゃんと涙だって出るんじゃない、そうだろ。
それともモノか、私はただのモノです、か?
「・・・・・・」
どっち?こんなことやっても私は人間だろ、違うのか。どっち?それさえ返事すれば終わるよ。
「・・・・」
うん?・・うん・・・どうして泣いてるの、怖いから?ほら・・・そんなにしょっちゅう泣くのか、泣かないだろ?
自分で素直に答えて御覧。素直な気持ち・・今の気持ちは?

笠木忍が答えた。
「真剣にやってるのに、やってないいみたいなこと言われてムカついてるんです・・・真剣にやってます!」
それから?・・他には・・・。
「とっとと出させて、早く終わりたいだけです・・別に好きでやってるわけじゃありません・・」
なにを?こういうこと?
「別に・・・見てる人のためにやってるだけで・・・別に個人の楽しみのためにやってるわけじゃない・・・」
見てる人のために、私は一生懸命にやってきた、と・・・そうなの・・そうなの?
「・・・・・」
違うの・・そうなの・・・悔しくて泣いてるの?
「・・・・・」
笠木忍はもう、答えなかった。

真剣に・・・彼女は真剣にやっていたと言う。
フェラチオを、いじめられっ子を、蝋燭を、バイブを、セックスを・・・AV女優を。
確かにそうだろう。彼女意外の沢山のAV女優達も、そうしているだろう。
だが、真剣、というような言葉を使う子はいるだろうか。いくら、やる気が無い、などと理不尽な罵倒をされたからって、真剣にやってます、と言い返す子が、果たしているだろうか。
AV女優を真剣に、性を売ることを真剣に、オンナの恥部を人前にさらすことを真剣に。
どこか悲しい。やっぱり切ない。
僕だけだろうか。
彼女の涙より、シンケン、という響きが、僕にはひどく、痛々しい。

好きでやってるわけじゃない・・・。
見てる人のためにやってるだけ・・・。

好きでもないことを真剣にやる。自分のことより、人のことを思いやる。そのために、ギリギリまで我慢する。
しかし好きでない以上、彼女は早く終わらせたい。好きな人でない以上、最低限のことしか言葉を交わさない。
彼女は、その場にいない人のことだけを考えている。目の前の現実の人々のことは考えないようにしている。考えなくても、向こうで勝手にやってくれる。いくらでも好きなだけ、嫌というほど自分に色んなことをしてくれる。
彼女はそれに耐えるだけ。黙って、一日中眉をしかめて、耐え忍ぶだけ。
見ている人、と彼女が言う、彼女は誰も知らない、何も知らない、無数の人々のために。決して現実に会う可能性もない、だから安心して言葉に出来る、都合のいい、匿名の群れのために。
そこにあるものは、なにか。
愛は、優しさは、快楽は、人の心は・・・?
彼女は幸せだったのだろうか。
AV女優笠木忍は、あれだけの長い間、あれだけの本数をこなしてきながら、生きていて楽しかったのだろうか。
彼女はあるインタビューで、こう語っていた。
「いじめられるより、つくしたいですね」

彼女は背も高く、体もたくましい。
オートバイを乗り回し、運動神経もいい。
あの暗さは、AVの中の暗さは、カメラの前の、男優の前の、他人の前の暗さは、どこに抱えているのか。
彼女のつぶやきがすべてだろう。
それ以上の答えは、彼女の中にももう、無いだろう。
笠木忍は、AV女優の笠木忍は、もうどこにもいないのだから。
彼女は、どこかで生きている。泣いてばかりではないだろうが、他人と向かい合って生きている。もう、見えない人々の「見てる」視線のために頑張る必要はない。会えない人々のために、「真剣に」生きることはない。
それでいいのだろう。
笠木忍は、何もつぶやかなかった方が、やっぱりよかったのだろう。
誰も聞きたくないこと、そうに違いないから。









amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by Mouchette [Blu-ray] [Import] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
AV女優笠木忍チャンのつぶやき AV落人辻丸の言霊〜殉教録〜/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる