AV落人辻丸の言霊〜殉教録〜

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zoom RSS 早くSEXさせて下さい

<<   作成日時 : 2005/10/12 18:35   >>

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かつてアダルトビデオの王道はあくまで絡みだった。あんな子がこんな子がどんなHを見せてくれるか、その一点に尽きた。時は流れて今やアダルトDVDの時代。収録時間が長いのだ。ただヤッてるだけではとてもモタないのだ。よって生まれたのが徹底した性感プレイ、各種性具を駆使したイかせワールド。こうなると女の子も大変だ。なかなかHさせてくれない。AV女優なのに、いつまでたってもセックスさせてもらえない。

彼女はベテランと言っていいAV女優だった。僕も名前は知っていたし出演作品のタイトルも覚えていた。小柄ながらシャープな瞳の目立つアダルトな雰囲気を持った子だった。女デカという気丈な役にピッタリのタイプだった。
実際かなり気は強いのだろう。内腿にタトゥーがあった。セリフまわしにリアルな迫力があった。昔とった杵柄?
その彼女を延々性感責めにかけることになった。執拗にイカせまくることが今日の仕事の最大テーマだ。
彼女は見かけと裏腹にマゾだという。プライベートでも経験のあるドMだと自分で言う。
撮影前、彼女の表情は落ち着いていた。少なくないセリフを完璧に覚え、アクションも混じえたドラマ部分も余裕でこなした。
昼食後、いよいよ性感プレイの撮影となった。まず立ちポーズからのいじくり責めだった。
両手を頭上にミニスカで吊り立ちにされた男勝りのオンナ。
僕は驚かされた。彼女の鋭い瞳に早くも光るものが浮かんでいた。自由を奪われた女をずらりと取り囲むオトコ達。
こわいよぅ・・・。
彼女は強気な表情はまったく変えることなく、誰に聞かせるわけでもなく、そう口にした。

指と筆による一種のジラシ責め。直接の刺激度がまだまだ緩い分、並のやる気しかない女優の場合は、かなりつまらなくなりがちな前戯シーン。彼女は違った。ベテランのこなれた演技ではなく、最初から自分のカラダをどんどん高める姿勢が感じられた。
こわい、悔しい、耐えられない、という激しい思い込みで、普段の勝ち気な自分をより押し出しながら、逆に屈辱のマゾ性を体内から絞り出そうとしていた。
自分で自分を責めていたのだ。そうやって撮影に慣れ切った自分の体とハートに、新たな火をつけようとしていたのだ。
僕は彼女の迫力にやや押されていた。スタートから全力疾走気味の彼女にいささか戸惑ってしまった。それでも彼女のギラギラした瞳に興奮していた。睨み付けられる度に、僕の本気のサド性がメラメラ燃え上がってきた。

これ以降、拘束の仕方や使用する道具に違いはあれど展開は概ね変わらない。
ひたすら僕達は彼女を感じさせた。ありとあらゆる性具で彼女の体を熱くさせ、寸止めを繰り返した末に何度も何度もイかせた。その点では際めて単調な作品と言えるかもしれない。
だが、彼女はベテランという点を割り引いても、半端ではない女優ぶりを見せてくれた。仕事の枠を越えてオンナそのものをとことんまでさらしてくれた。
それが彼女のプロ意識なのか、マゾ気質なのかは僕にもわからない。彼女とは控え室でも多少会話したはずだが、甘いモノが好きというくらいしか記憶がない。タトゥーのことも何も聞いてみなかった。
結局その必要もなかったのだ。
彼女はふたつのドラマを見せてくれた。
オンナがイくという底無しの世界。
限界まで耐えようとする健気で哀しい生きざま。
責め続けの僕は彼女から同時に教えられっぱなしだった。加虐の立場でひたすら彼女の激しい責めを受け続けた。
遠い昔の見たこともないピンク映画のセリフを思い出す。
「縛られることで、逆に私は男を縛っているんだ」

実際女はどこまでイけるのだろう。このテーマに取り憑かれているAV業界人は少なくない。
男である自分なら射精を重ねていけば明らかにテンションが下がっていくのがわかる。
ところが女は、人にもよるが、イけばイくほどウナギ登りに満足度が上がっていく場合がある。要するに底無しに感じられるようになるのだ。
男では絶対に理解しえない女だけの桃源郷。責めていながら指を食わえて見ているだけしかない絶頂の被虐美。
彼女もイきまくった。バイブに電マにヨガリまわった。
拘束などすぐに役立たずになるほどの力が入った。雨が降って秋の涼しさに満ちたスタジオで一人滂沱の汗だった。
ひとコーナー終わる度に体がガチガチに硬直していた。にもかからはず数分の休憩の後には、また別の体勢で絶叫を轟かせていた。
拘束スタイルはどんどんエロチックに、つまり肉体的にはキツクなっていく。M字開脚からマングリ返し、中腰木馬から吊り開帳。圧縮されたり引っ張られたり、縄だけが頼りの重圧地獄。
それでも彼女は感じることが全てだった。肉体がバラバラになりそうな苦痛の状態でも性感だけが極限まで研ぎ澄まされ、火花を上げ続けた。
道具も次々とエスカレートしていく。強力ボリュームのローターに電流刺激の挟みバイブ。ドリルまがいの解剖マシンにド迫力ピストンの拷問ライフル。
感じるより前に痛くならないのか。
いや、彼女は喘いだ。どんなに眉を歪めてのたうっても、喜悦の悶えの中で溺れまわった。
哀願も助けの声も狂おしいあがきの延長だった。麻縄や皮ベルトがきびしく肌へ食い込もうと、痛みを越えた快美感に酔いつぶれた。
イく!と叫ぶことさえ途中から忘れていた。ただ全身でのけぞって、ケモノの咆哮をあげるのみだった。
いくらでもイく。狂うまでイける。
男にとってそれは恐怖だ。いくら責めてもまいらない女体の凄絶さに男は後ずさりしつつ平伏すしかないのだ。
僕もそうだった。汗だくで様々な道具に頼りながらオンナの強烈なエネルギーに叩きのめされるだけだった。イき続け勝ち続ける女に仕え、ヘトヘトになるまで奉仕することで無力にも捕縛された。
女をイかせることに男は従軍したいのだ。女の無限の快楽に自ら隷属したいのだ。
男は女から産まれる。女無しで男は戦えない。生きていけない。
そのためか?
わからない。
ただ男は女をイかせたがる。必死で追い立てられるように夢中になる。
イッた女が美しいから。神々しいから。気高く見えてしまうから。
純粋に愛したくなってしまうから。
彼女も輝いていた。コーナーを重ねる毎にまぶしさを増して、ときめきの鎧で包まれていった。どんどん美しく昇って行った。
僕は陶酔し、拝むように彼女の股下で這いつくばるだけだった。

しかし一方で彼女は泣いた。号泣ではなくさめざめと噛み締めるように涙を流した。
ベッド上での電マ寸止めでまず涙を浮かべた。イきたいのにイかせてもらえない、ギリギリでじらされる屈辱とみじめさ。彼女は悔し涙をにじませた。イくという形のない放出の代わりに涙をこぼしてみせてるようだった。
その涙は続くハード器具によって、あふれる痛苦の呻きに変わった。
快感と痛みは裏表である。男にだって気持ち良過ぎての、見悶える痛感はわかる。
それはいずれにしても心と肉体にとって耐えるに忍びない感覚のはずだ。
彼女はその果てしない連続に耐えている。一瞬だけでも痺れが駆け巡る快美な痛みを絶えまなく全身に浴び続けている。
彼女は甘味すぎる痛みに必死で耐えた。濃厚のあまり窒息させられそうな快感の荒波に全力であがき続けた。
どうしてそこまで我慢するのか。
仕事ではある。だが、ギャラの決まったビジネスなら、限界の前に、芝居でごまかすことも出来る。体を酷使し尽くすより、イッたフリで周りの男共を騙してしまった方が遥かに楽だ。
だのに彼女は言わない。イく、とも痛いとも言わない。
つまり嘘はもちろん、本当かもしれないことさえ言葉にしない。
痛くないはずがないのだ。凄まじい痺れに秘肉が腫れ上がっているのは確実なのだ。
事実、彼女は何回めかのインターバルの時、ポツリと呟いた。
アソコ、ヤケドしちゃってるかもしれない・・・。
激震に、電流に、熱圧に、彼女の性器はとっくに悲鳴を上げていた。焼け爛れたみたいに蹂躙されまくっていた。
彼女はそんなカラダででも、なおイってしまう女という自分自身に絶望していたのかもしれない。だから泣きじゃくるのではなく、運命に殉ずるかのような気分で静かに深く涕泣したのかもしれない。
後半、彼女は一度だけカメラを止めた。また吊られるというところで自ら監督に願い出た。
泣いていいですか。
カメラは隠れ、スタジオは沈黙に支配された。最小限のライト以外,灯も消えた。
彼女はほとんど全裸のまま体に縄をかけられたまま見世物台の上で一人泣き始めた。
もう四五回は涙を見せている。だが、それは泣かされて絞り出された涙であり、今薄暗い舞台で何の演出もなく流している涙は、間違いなく彼女の意志だ。AV女優としてではない、哀しいオンナとしての素の落涙だ。
なんでこんなことしてるんだろう。どうしてここまでいじめられてるんだろう。
アタシッて何?哀しいよ、つらいよ、たまらないよ!
僕は勝手に心で叫ぶ。君の身代わり。君を少し離れた場所から、一秒も見逃さない想いで感じ続ける。
君は僕の方なんて向いていない。今日の僕は君と睨み合うばかりで、もっぱら下半身を陵辱するばかりで、その役目を終わりそうだ。君の手を握ってやることも出来なかった。命綱になることも叶わなかった。君のあらゆる涙をとことんまで奪い続けたのが僕なんだ。僕が直接君の体に快感のメスを入れ続けたんだ。
僕は君にこれ以上近付けない。君を泣かせまくってきても君の側に一度として寄り添えたことはない。
君の女体の奥の奥まで丸一日抉り続けながら、僕は君に何も出来なかった。何も伝えられなかった。
君はひとりで感じたんだ。ひとりで泣いたんだ。僕は君に遠くから問い続けるだけだったんだ。
なぜ我慢出来るの?どこまで耐えられるの?何を守ってるの?
どうしてそこまで、どうしてそんな目にあっても、君は健気でいられるの?
誰のためなの?

彼女はたった一言だけ答えらしい言葉を残してくれた。
いよいよ最後の拘束パターン。正確にはその後に絡みが用意されているのだが、ほとんどオマケのAV的サービスメニュー。監督はもっぱら実質的なクライマックスへの心構えと励ましをメイク室でへばっている彼女にふりまいていた。
彼女は曖昧にうなずくだけで、ほとんどうなだれていた。監督が部屋から引き上げようとすると、ようやく一言こう言った。
「早くセックスさせて下さい」

笑えもすれば泣く事も出来る複雑な言葉だった。
彼女は半日性器をもて遊ばれながら、そのほとんどが指でも舌でもない、大人のオモチャばかりを使われていた。ずっと密室で沢山の男達に取り囲まれていながら、一人にも入れてもらっていなかった。挿入してきたのは全て人工のモノだった。
彼女の悲痛な涙がそのせいだと言ったら、人は笑うだろうか、女性蔑視とののしるだろうか。
僕は笑える。彼女のために微笑むことが出来る。
そして泣ける。彼女の女の哀しみに、高慢ながらも涙を浮かべられる。
道具でもって機械扱いされてしまった自分。
否定しようもなく機械的にそれ以上に感度という機能を発揮してしまった自分。
一台のエロマシーンとして開発され、高性能の商品化を果たしてしまった自分。
気持ち良過ぎた。でも哀し過ぎた。
忘れたい。生きてる男に、モノではないオンナとして抱き締められたい。
早くSEXしたい。

僕の出番はそこまで。絡みはいつもの売れっ子男優の担当だ。
僕はまたシャワーも浴びなかった。脱ぎもしなかった。
時間はもう翌日。ギャラとタクシー代をもらった。
僕にはもう彼女にしてやれることは何もない。いつもの帰り際の言葉を懺悔を込めてメイク直し中の彼女に送るだけ。
じゃあ頑張ってね・・・。
もう一言こう言ってあげたかった。健気なヒロインを全うした彼女を祈って・・・。
「早くSEXして下さい」










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