AV落人辻丸の言霊〜殉教録〜

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zoom RSS 毒を煽る・・映画メモ「激動の昭和史 沖縄決戦」(CS)

<<   作成日時 : 2005/07/13 21:49   >>

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71年 監督岡本喜八 脚本新藤兼人 出演 小林桂樹 丹波哲郎 仲代達矢 岸田森

決戦ではない。虐殺である。問答無用の死、殺人、自殺、病死、餓死、狂い死・・のオンパレード。
そんな非業の歴史絵巻のなか、私の心に焼き付いた人物は、岸田森演じるアル中の医師。
もはや医療物資も尽きた野戦病院で、彼に残されて仕事は、順番に運ばれてくる患者の足をただ黙々と切断するだけ。あとはひっくりかえって酒を浴びるだけ。
敵軍上陸の報を受けた彼は、周りの者を避難させ、そして毒を煽る。
「弱虫!」と、パン助あがりの看護婦に怒鳴られても、彼は微笑を浮かべて、死を選ぶ。
彼は誰にも叫ばない。「どうして死ななければ、いや、どうして殺されなければならないんだ?」と。
途方もなく理不尽な現実、言葉さえ失った無力な自分、絶望、自閉・・・・。
時代は変わった。しかし勝ち組だ負け犬だと無意識のまま支配されている、この60年後の現実。
戦場じゃないか。みんな殺されてるじゃないか。わけもわからず追い回されてるじゃないか。そして奴らはせせら笑ってる。まったくの安全圏からあらゆる美名を振りかざして
奴隷ゲームを堪能している。

AVの世界だってそうだ・・・奴らだけがこう笑している。みんな気ずかないうちに殺されている・・・すべてが当たり前と、沈黙している・・・。
そして私も弱虫だ。残された仕事は、順番に選ばれてくるAV女優をただ声の限りに罵倒するだけ。いずれ・・・毒を煽るだろう・・・「どうして殺されなければならないんだ?」と、心のなかで己を罵倒するだろう・・・。
ただ・・私には・・怒鳴ってくれる人も、微笑みかけられる人も・・・多分・・いない、と思う。





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