AV出演強要まとめ7・・あまりに底が浅すぎる "「私はこんなに素晴らしい」と言う人にあなたは好感を持つだろうか。本気で素晴らしいと思っているのなら黙っている方がいい"森達也 撮影当日になってもまだ台本を書いている監督もいる。 単独出演にもかかはらず、「今日の子、面接してないんだよ。だから男優さん、よろしく」なんて組もある。 男優は当日初めて台本を貰うのが当… トラックバック:0 コメント:0 2018年01月04日 続きを読むread more
AV出演強要まとめ6・・彼らを御赦し下さい。彼らは何をしているのか自分で分からないのです たまたま僕には、見えたし聞こえたのだ。見えたのだから見えると言うしかない。聞こえたのだから聞こえると言うしかない。知ったからには素知らぬ顔はできない。だってもしも目を凝らして、耳を傾けてくれれば、きっと誰もが気づくはずだと思うのだ(森達也) (AV業界改革推進有識者委員会発足会見のニュースを見て・・・) あの日・・マ… トラックバック:0 コメント:3 2017年08月30日 続きを読むread more
なぜ、僕がAV強要問題に拘るのか?・・・ゲスなる業界、性と生の強要 生きているうちしか、命は削れないのだ。命を削ることこそが、生きているということだ(ゲスママ) 作家神田つばき氏の御著書「ゲスママ」(コアマガジン)を読んだ。 "ママ38歳 愛よりも、性 母なのに、子宮を喪ったのに、 「まだ女なのか」 私は肉体で確かめたい" (帯コピー) 一口で言える感… トラックバック:0 コメント:11 2016年10月17日 続きを読むread more
男優私録・その六"言葉責めについて" "何か拭いがたい負け目を持った少年が、自分はひそかに選ばれた者だ、と考えるのは、当然ではあるまいか。この世のどこかに、まだ私自身の知らない使命が私を待っているような気がしていた" それが小説の中の記述であったか、それとも映画化された作品内でのセリフであったかは、記憶定かでない。 とにかく三島由紀夫の小説「金閣寺」にお… トラックバック:0 コメント:0 2014年02月08日 続きを読むread more
追想「子宮に捧げる愛の詩」その五"本番" "幽霊、たしかに僕は実体のない存在なのである。僕は憂愁という観念なのである。その僕にはこの自分の肉体がどんなに重かったであろう"椎名麟三 思いもかけぬ食事休憩、いや、予想どおりの出鼻くじき? 僕の人生はいつもこうで・・・と、ニヒルを気取るゆとりもないまま、僕は雑然たなびくスタジオ内を居場所なくして所在なさげで、ひとり… トラックバック:0 コメント:2 2013年06月03日 続きを読むread more
追想「子宮に捧げる愛の詩」その三"現場" "自分は神にさえ、おびえていました。神の愛は信ぜられず、神の罰だけを信じているのでした。信仰。それは、ただ神の咎を受けるために、うなだれて審判の台に向かう事のような気がしているのでした。" さて、当日である。 泣いても笑っても・・・泣きも笑いもせずに撮影当日を迎えたわけである。 それほどの感慨があったろうか? 憶え… トラックバック:0 コメント:2 2013年02月28日 続きを読むread more
あれから五か月~本当を生きる~ 「舞台上では何が起こるか分らない。稽古で作った設計図をなぞるのは演技ではない。それは演技もどき、演技のふりをしているだけなのだ。瞬間を生きることが演技の生命なのだ。設計図をなぞらないことが生命だ」 山崎努氏の「俳優のノート」(メディアファクトリー)から、である。 「AVアイドルを舞台に上げてヤジとイジメで犯しまくる3」(甲斐正明… トラックバック:0 コメント:0 2006年05月12日 続きを読むread more
あれから四か月~AVに貸す~ 「要は役の人物の存在を信じることなのである。リアに自分が滑り込む。リアに身体を貸す。それはどちらでもよい」 山崎努氏の「俳優のノート」(メディアファクトリー)である。 「AVアイドルを舞台に上げてヤジとイジメで犯しまくる3 持田茜」(甲斐正明事務所)についてである。 タイトルが変わるかも、と小耳に挟んだ。結局、シリーズ第三弾、… トラックバック:0 コメント:0 2006年04月18日 続きを読むread more
あれから三月~在れば分る~ 「こらえて欲しい。頼む、忘れてくれ、赦してくれ。わしは老いぼれで阿呆なのだ」(シェイクスピア「リア王」) あれから三月・・・。 山崎努氏の「俳優のノート」(メディアファクトリー)から、である。 発売は来来月だそうな。 「AVアイドルを舞台に上げてヤジとイジメで犯しまくる 完結編」(甲斐正明事務所)。 こらえてほしい。僕はま… トラックバック:0 コメント:0 2006年03月23日 続きを読むread more
あれからふた月・・目を合わせること 「相手と呼吸を合わせ、新しく生まれてくるものを期待すること。目。目は大事だ。目で交流すること。目を合わせること」 山崎努氏の「俳優のノート」(メディアファクトリー)である。 あれから、ふた月。 「AVアイドルを舞台に上げてヤジとイジメで犯しまくる 完結編」(甲斐正明事務所)の編集は着々と進行しているらしい。主演女優のナレーショ… トラックバック:0 コメント:0 2006年02月14日 続きを読むread more
そして、今日。誰にも言うな 「リアを作る上で、自分にとって大切に思うことは、絶対に誰にも言うな、絶対に。演出家にも言うな、胸に秘めていれば客に伝わるものだぜ。我々は今迄そうやって作ってきたんだからな」(テレンス・ナップ) 山崎努氏の「俳優のノート」(メディアファクトリー)である。 AV男優は役など作らない。胸に秘めるものなんて何もない。 そうだろうか… トラックバック:0 コメント:0 2005年12月13日 続きを読むread more
過剰に捨てる 「リアは捨てて行く男である。リアの旅は、所有しているものを捨てて行く旅である。二年前にこの役を引き受け、戯曲を読んだ時、まず最初に突き刺さってきたのは、捨てる、ということだった。リアは財産を捨て、王冠を捨て、衣服を捨て、正気を捨て、血縁を捨て、世を捨て、丸裸になって行く。身軽になって行く。そして生命を捨てる」 山崎努氏の「俳優のノ… トラックバック:0 コメント:0 2005年11月14日 続きを読むread more
強くて淋しくない男 「逃げてる時は夢中で逃げてますから、頭の中はカラッポです・・・人生の何かから逃げているのかもしれません。追いかけてくるのは、決して後ろの選手たちじゃないような気がする・・・でも本当に何から逃げてるんでしょうね・・・なんだろう」 競輪選手 滝沢正光 「強くて淋しい男たち」(永沢光雄 筑摩書房 99年)というスポーツ選手のインタビュ… トラックバック:0 コメント:0 2005年10月10日 続きを読むread more
役名は不本意キャラ 「我々は水商売でもないのだ。るんぺんだ。るんぺんに休みはないのだ。いや、るんぺんは毎日が休日なのだ。しかしるんぺんも疲れるものだ」 凄い豪雨だった。夜でよかった。出掛けてなくてよかった。仕事が入ってなくてよかった。 確かになにか防災放送が流れていた。避難勧告?激しい雨音でほとんど聞き取れなかった。ままよ、どうせここら辺は高台もど… トラックバック:0 コメント:2 2005年09月05日 続きを読むread more
夢破れた人なら誰でも言いそうなこと 「音楽家として有名になることが重要じゃないんだ。自分にとって音楽がなければ生きていけないことが重要なんだ」 夢破れた人なら誰でもいいそうなことでしょう。 25才の青年はそう言って、53才で消えてしまったギタリストのことを思い出し、寂し気に笑ったという。 「どうしょうもない人だけど、ボクは好きでした」 上原隆氏の「雨にぬれ… トラックバック:0 コメント:0 2005年08月23日 続きを読むread more
希望のない部屋 猛暑が、死ね、死ね、と喚いている。 お前はただの、ひきこもり。 人生の、ひきこもり。 上原隆氏の「雨にぬれても」(幻冬舎アウトロー文庫)を少し読んだ。 少ししか読めなかった。200ページ強の文庫本、一気に読了できると思っていた。氏の「友がみな我よりえらく見える日は」(同)は、勢い良く読めた。今日はダメだった。暑さもあるだろう… トラックバック:0 コメント:2 2005年08月07日 続きを読むread more
演技者とは・・・・。 「UFO」(HMJM)における僕を「好演技、素の演技」と評してくれた人がいる。 もちろんうれしい。しかし同時に思ってしまう。あれは演技か? 「俳優のノート」(山崎努 メディアファクトリー)というブ厚い本を読んでいる。面白くて、読了したくなくて、毎日チビリチビリ、ページをめくっている。 「しかし観客が見たいのは、俳優ではない… トラックバック:0 コメント:0 2005年07月22日 続きを読むread more