AV落人辻丸の言霊〜殉教録〜

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zoom RSS 追想「子宮に捧げる愛の詩」その十"DVD"

<<   作成日時 : 2013/11/02 18:44   >>

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"AVも事件もさ、みんな人間がやってんだよな"本編より




DVD版「子宮に捧げる愛の詩 女体拷問研究所の真実」を見た。
今頃・・・とは、まったくもって我ながら呆れたハナシ(発売は7月)。
実にまったくである。
何をそんなにもったいぶって?躊躇して?しまっていたのか?
単純に恐れていたのだ。
要するにビビッていたのだ。
見てしまうことに。
見終わってしまうことに。
特典映像を含め、あっという間のトータル約130分。
それで僕の映画は終わる。
それだけでこの映画の僕は消える。
勝手な思い上がり?
自意識過剰?
まったくである。
だから僕は停滞している。
いつまでたっても変わらぬ場所でうずくまっている。
ひとりで。
相も変わらず、ひとりきりで・・・。

内輪の人間としては、やはり目当ては、本編よりも特典映像。
出演者インタビューというのは、他のどのDVDを見た時も必ず感じてしまうことだが、奇妙な安堵感を与えてくれる。
ああ、この人は生きている。
ああ、あの人も笑っている。
泣いていない。
怒っていない。
傷ついていない。
当たり前過ぎる、この屈折した?片思い。
それにしても見事なまでに語られている視点が、ふたつに分かれていた。
俳優陣はあくまで演技面を。
AV人は映画の中身、つまりは"イクって何?"を。
自然なことかもしれない。
俳優は演技するもの。
演技するために映画に出演するもの。
一方、AV人は・・・・俳優じゃない?演技してない?
いや、それは絶対に違う。
AV男優も芝居する、セリフをしゃべる、アクションする。
AV女優も芝居する、アエいでみせる、感じてみせる、吹いてみせる、イッてみせる・・・。
同じ表現者なのに。
同じ、見られる存在なのに。
イク、を表現した俳優ふたり。
脱ぎも感じもしなかったAV人三人。
そして語られた好対照の持論ふたつ。
いかに表現するか。
いかにイケるか。
これが映画「子宮に捧げる愛の詩」、の真実である。
この混合と錯綜こそが、AVを原作とした、愛と青春の?エロスファンタジー、このR-15指定映画の本質である。
俳優ふたりは、ずっと満面の笑顔。
対してAV人三人の、何とも照れと不慣れに彩られた苦笑まじりの、とぼけ顔?
では、かくゆう僕はと眺めてみれば・・・。
どうにもインチキ臭い、およそ楽屋落ち的な安堵感などてんで与えられていない、浮世離れのイカレ面?
ひたすらAVにこだわり、二言めには、AVだから、AV原作だから、AV的には、AVらしさ、AVっぽい、AVとしての・・・。
だから何だ?
映画見たのか?
映画に出たのか?
芝居したのか?
イッたことあるのか?
イクって何・・・答えているのか?
僕だけ答えていない。
俳優とは?にもイクって何?にも・・・。
僕の発言だけに真実がない。
いつものことだろう。
それが僕であり、俳優でも、ハメ男(優)でも、社会人でも、オトコでもない、所詮成りきれていない、僕の真実だろう。
まったくもって情けない。
やはりテメエのところだけは、見るんじゃなかった?
恐れていたとおり。
ビビッていたまんまに。
僕の映画はこうして終わった。
毎度の予感どおり、傲慢で、狭量なままに、僕は勝手に自爆した?
また、うずくまることから始めようか。
何を?
どこへ?
始める気がそもそもあるのか。
また、ひとりで・・・。

本編についても語らないわけにはいかないだろう。
感想は、あらかた映画館で受けた印象と大差はない。
ただひとつ・・・己のシーンだけは、改めて正視に堪えない、というか・・・。
本当に醜い。
例えようもなく、おぞましい。
こんなので、よく生きている。
外を歩ける。
人と話せる。
愛そうとしている。
イこうとしている。
AV男優だから、生きてこれた?
所長だから、殺されずにすんだ?
とっくに野垂れ死に、しないでこられた・・・半世紀も!
俳優もAV人も、まずもって、人間である。
生まれた時は、みんな同じである・・・なんて、嘘か、虚妄か、御愛想か・・・。
俳優になれる人。
ハメ男になれる人。
単体女優になれる人。
そこからして違う。
人生が違う。
生き方が分かれる。
イクって何?も、生命って何?も、幸せって何?も・・・全部残らず分けられすぎる!
それが真実だろう。
人間の、厳然たる事実、実態、本音だろう。
この映画には、DVDには、(無論、僕を除いて)美男美女しか登場しない。
商品だから。
ビジネスだから。
人間のやることだから?
もうひとつの絶対なる真実。
僕がAVにこだわってしか発言していなかったのは、僕がAVでしか生きられないからだろうか?
生きてこれなかったからだろうか?
美男美女には分からない。
ビジネスに生きる人には分からない。
棄てられた無名の人達を決して振り返らない世間という怪物には、決して分からない。
"AVも事件もさ、みんな人間がやってんだよな"
あなたは分かりますか?
忘れられた人間の、イクって?生命って?幸せって?
DVDのパッケージには、こう記されている。
"すべての女性たちに捧げる暗闇からの愛の詩"
すべての・・・あなたもその中のひとりです。
間違いなく、唯一のひとりです。
僕はあなたのために、この不気味な顔を晒しました。
恥も外聞も、芝居心もないままに絶叫しました。
暗闇からの愛の詩?
あなたには、あなただけの真実があります。
これはそういう映画であってほしいのです。
すべての、あなた。
見捨てられてきた、あなた。
あなたのために・・・・。

つづく



"よく言葉にするじゃないですか。男だから女の気持ちは分からない、女だから男の考えてること分からない。それでいいと思うし、だからこそ苦しむし、だけど気持ちいいしっていうところを・・・ねぇ・・・何かこうちょっと、余計なこと考えながら、(この映画を)見てほしくもありますよね"
AV女優・姫川亜由美 出演者インタビューより












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内 容 ニックネーム/日時
初めまして、じぃと申します。

長年、女体拷問研究所シリーズを拝見しています。
ファーストシリーズ第1作から、セカンドシリーズ、映画版、メインキャストはAV女優ですが、この物語を語る上で、辻丸所長なくして女研シリーズは成立しないと感じています。

男と女、それぞれの思い、そして、女体の神秘の追究、上手くは言えないですが、ベイビーエンターテイメント、クーロン総括はじめ、関わっている全ての方々の熱い魂があると思います。

これからも、頑張ってください。


じぃ
2013/11/12 20:41
ありがとうございます。
今後とも、よろしくお願いいたします。
AV落人
2013/11/13 12:47

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