AV落人辻丸の言霊〜殉教録〜

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zoom RSS 男優私録・その二

<<   作成日時 : 2010/05/11 13:14   >>

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僕は「すごいひと」ではない。
ただの男優である。
だから、こんな目にも遭う。
そんな日記から・・・。


「NG女優考」

僕はNG男優である。
全てのAV女優に対して「そんな子はいない!」と断言できる男優など、ひとりもいないはずである。
そう公言する男優がいるとすれば、それは本人が気付いていないだけ。
女優のプロフィール表には、ちゃんと書かれている。
プロダクションのNG帳には、堂々と?明記されている。
イケメンだろうと、カリスマだろうと、センセイだろうと・・・。

そして僕には、こういうパターンが多い。
未共演でのNG。
つまり出演以前のNG・・・。
僕のAVを見た、僕の噂を聞いた、僕に泣かされた女優から聞かされた・・・。
試してみなくても、わかるらしい。
会ってからでは遅いから、クンニ、いや君子危うきに近寄らず?らしい。
それもいいだろう、賢明だろう。
かくして共演することなく、五年以上ものキャリアの末に引退する某有名単体女優が一言。
「AVでは、もうやり尽したので・・・」
結構なことだ。
極めた!ということで、次はセクシータレントとやらに転進、となられるわけだ。

まあしかし、お互い知らない仲なのだから、どーでもいい。
イヤミなのは、知っててNGと公言する奴。
たった一度の共演、しかも直接の絡みはなかったはずなのに、ネットで平然とNG男優に名指しするベテラン女優。
すでに引退して、今頃は恐らくそ知らぬ顔で一般人を気取っているのだろう。
だが、書かれた僕の名は業界に残る。
僕が死んでも、僕は理由なき?NG男優として半永久的にネットに刻印される。
ある先輩男優が、かつて言った。
「NG男優が許されるのなら、"NG女優"も認めろ!」
女優は引退できる。"被害者"にもなれる。
男優は・・・・。



「カリスマなんていらない」

ある現場・・・長い緊縛責めシーンがやっと終わり、監督のカットがかかって、さあ女優救出だ、と皆が動き出したその瞬間、センセイの天の一声!
「いいんだよ!カノジョ今、縄に酔ってるんだから、そのままにしててあげな!」
すると驚くなかれ、スタッフ全員本当に何もしないで、控え室にゾロゾロ消えてしまったのだ!
雁字搦めで独り残された無名女優に、僕がそっと尋ねると、しんどそうに一言。
「ほどいてほしいんだけど・・・」
男優にも、いる。
"潮吹かせ"名人と自他共に認められるベテラン男優の一人に、マ●コ傷つけられたあの女優この女優・・・。
しかし彼女達は、決して現場でその被害を訴えられない!
いくら正直に言おうと「そりゃ変だよ、君の方がおかしいんだよ!」
と、周りから言いくるめられてしまうのがオチ・・・。
監督にもいる。
「ゴム?しょーがねぇーなぁー・・・つけてやるよ」
元女優にもいる。
「ワタクシ、AV界に殉職する覚悟でございます」
コメンテーターにも、起業家にも、教祖にも!
奴らは、センセイでいたいから。
カリスマの座に、意地でもしがみついていたいから。
そして奴らを持ち上げることで、周りはオコボレ頂戴したいから。
そのためだったら女優なんて、男優なんて、ユーザーなんて、業界なんて・・・人間なんて・・・。
いずこの世界も同じだろう。
カリスマはいらない。神もいらない。
負けるくらいで、丁度いい。



「男優だから?」

「男優さんは、女優さんの部屋に入らないで下さい!」
はっきり言われた。
キッパリこう言われてしまった。
初めて一緒になったヘアメイク女史。
彼女は僕のことをAV男優、としか知らない。
だから言った?僕を女優から離そうとした?
確かに男優が女優にチョッカイ出してトラブったケースは昔から何度も耳にしている。
彼女はスタッフとして当然のことをしたまでだ。現場の常識、ルールを当たり前に主張しただけだ。
けれど僕は考えてしまう。
業界歴20年にして、初めて言われてしまったことだから。
もし僕が監督だったら。
プロデューサーだったら。
メーカーの社長だったら。
いや、同じ男優でも誰もが知ってる○クンや○○さんや○○○センセイだったら・・・。
彼女は同じことを言っただろうか?
僕を一言で遠ざけたように、AV女優をオトコ共から守ろうとしただろうか。
僕にはわからない。
なぜ男優だから?言われるのか、僕は理解しきることが出来ない。

たまたまノド飴が女優部屋にだけあったので、一粒もらおうと入っただけ(ドアも開いていたし)。
そこにいた女優が、以前に僕の名前を聞いたことがある、と言ったので少し話していただけ。
言い訳である。
スカウト、セクハラ、色恋沙汰・・・男優はタチが悪い?特にエキストラ系や若いお水系の男優が増えてから、事務所絡みでの揉め事が少なくない?
僕もオトコだ。
引き抜きなんてツテもさっぱりないが、相手は常に一般以上レベルの魅力的な女性達だ。
だから言われた。
それは、わかる。
しかし男優以外も、オトコだ。
ヘアメイクさんの他は、大体ヤローばかりだ。
彼女は一人で全員を相手にする気だろうか?
そこまで、その日だけしか多分会わない女優のためにカラダを張るだろうか?
イメージカットやパケ写の時は付きっきりだった彼女も、絡みのシーンになると姿を消した。
大勢の男達に女優が泣いて嬲られ、ブッカケられて中出しされても、ヘアメイク女史は決してメイク室から出てこなかった。
彼女は何を守ったのだろう。
AVという現場に来てしまった自分?
エロビデオなんか撮ってる空間に、存在しているはずのないヘアメイクアーティストとしての自分?
ワタシを一緒にしないで下さい!
AVやりたくてヘアメイクになったんじゃない!
彼女はファッション誌は見る。だがAVなど見ない。
しかしAVを創っている。
カレシ以外の野郎達の、オナニーの手伝いをしている。

結局は、ただの力関係だろう。
僕は多分エキストラ男優と間違えられたのだ。
シロート男優か何かと思われ、遮断されたのだ。
彼女のビジネスにとっては、痛くも痒くもない。
それが仕事だ。
生きる、ということだ。
僕は売れないAV男優なのだから、黙ってそれに従うまでだ。

それにしても20年間一度も注意されたことのないことを、いきなり言われた想い・・・少々キツかった。
己の甘さを自戒しつつ、抵抗の感情もかき消すのは難しかった。
僕は素人じゃないから。
僕は男だから。
僕も、人間だから。

この先、また同じことを、別の誰かから言われることがあるだろうか。
あるだろう。きっとあるだろう。
そして僕はまた、黙ってスゴスゴ引き下がる。
こう思いながら・・・。
"ここはAVじゃないか
あなたもAVじゃないか
死にたくないから、AVやってるんじゃないか!"

勝手な屁理屈を振りかざして申し訳ない。
ただオトコは男優だけじゃない。
トラブルは男優のみではない。
色と欲とカネは、AV男優だけの問題ではない。
社長もセンセイもカリスマも・・・・・"すごいひと"にも。
女優の部屋には入るな。
女の部屋には潜り込むな。
オンナを食って、オンナで食おうとするな。
我々は、たかがAV。
されど世間様だって、上流だって、コッカだって・・・たかが人間、どうせただの・・・人間・・・・・ひと。



「女って、損ね」
「男だって同じようなものよ」
「それもそうね・・・人間って、損ね」
吉田喜重監督映画「ろくでなし」より











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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
アダルト業界の凄い人

この本面白いんですか?
shin1baby
2010/05/11 23:55
「カリスマはいらない。神はいらない。負けるくらいが、丁度いい」

僕は好きですね。
久々にゾクッときました。


それと、

「クンニ、危うきに近寄るべからず」

…、私生活で活用させていただきます☆
ゴット
2010/06/02 21:58

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