AV落人辻丸の言霊〜殉教録〜

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zoom RSS そして、見た・・・。

<<   作成日時 : 2006/05/23 17:57   >>

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そして見た。やっと見た。
「AVアイドルを舞台に上げてヤジとイジメで犯しまくる 3」(甲斐正明事務所)
今は、見たとしか言えない。あれからざっと百六十日・・・。
僕も疲れた。

一度見たくらいでは整理はつかない。先に疑問点だけを思いつくままに列記してみる。監督、ご容赦を・・・。

BGMが、あざと過ぎないか?
クラシックの使用は作品の聖性を醸し出したいのかもしれないが、正直、安易だ。
それに何より多用し過ぎだ。
AVである以前に、ドキュメントでここまで頻繁にBGMを被せては、作為ムンムンでうざったい。しかもその高過ぎるボリュームのせいで、細かいやりとりがはっきり聞こえない。
CS放送などまさにそうだが、一体ユーザーが耳障りになるほどのBGMに何の意味があるのか。製作側には気が付かないのか。
聞かせるほどの内容が無いと判断された部分であっても、それを見せられ、不完全な理解のままほったらかされるユーザーのイライラは決して軽いものではない。
巻き戻したって聞こえないものは聞こえないのだ。BGMなどたとえ一切なくても、充分耐え得る絵になっていてこそ、真にドキュメントの迫力ではないのか。
お手軽な味付けでしつこいまでに興奮を誘う手法は、TVで沢山。
これはAVだ。
AVとは何か?を問う、自画像的AVだ。
それがTVの真似ではあまりに哀しい。ハードレイプシーンよりも、主演女優の号泣よりも、僕にはたまらなく切ない。

historyと称する前二作のダイジェストは果たしてあんなに長く必要だったか?
しかも延々流してみせた割には、単なる陵辱モノの雰囲気しか出せていない。
そもそもこのシリーズの一貫したテーマというのは、何なのか。
AVの中でAV女優を否定する。その時、AV女優はどう抵抗するか。
泣いている。怒っている。自己否定もする。
彼女達の真剣な表情を撮りたい。お芝居ではない本気の姿をとらえたい。
だが、それを”歴史”として語るのなら、彼女達の「その後」も、確認すべきではないのか。
シリーズ二作目に出演した三人は今だ堂々たる現役だ。一人としてヤジにもイジメにも屈していないのだ。
その上での三本目なら、なぜ今回は女優がたった一人なのか、も説明がつく。
どうしてAV女優は、ヤジられようと、徹底して侮蔑されようと、なかなか辞めないのか。その答えを一人のAV女優が明かしてくれる。単なるプレイの羅列ではない、一人の人間をとことん追求することによって初めて得られるシリーズの完結。
長さより質で歴史をひもといてもらいたかった。
この辺りにも格闘技番組のうんざりするほど長ったらしい煽りプロモを見せられてるみたいで、やるせなかった。

インタビューやハメ撮りのシーンで流れる”〜から○○時間”というテロップは、やはりしつこい。
タイプ打ちもうるさいし、そういう言葉遊びが必要なものだったろうか。
撮影前、舞台直後、数カ月後、さらにその後・・・。
彼女は充分に変化している。同じ顔はひとつとして見せてはいない。
余計な作為は無用だったのではないか。どこまでストイックに迫れるか、人間ドキュメントはそれが本質ではないのだろうか。

家族との再会映像を撮るべきだった、という意見が少なくないようだが、僕は彼女の報告だけで良かった、と思う。
あくまでAV女優ではない部分は画面に表わされない、という方が、AVと外界との絶対的な距離感を思い知らされて、返って効果的だったと感じるからだ。
ただ一つだけどうにも気になるのは、彼女のプライベートの性愛に一切触れられていないこと。
彼氏はいるのかいないのか、欲しいのか欲しくないのか、プライベートのエッチでは満たされたことは、あるのかないのか・・・。
家族に代わるものはAVだけ?
彼女を慰めてくれた恋愛は一度もなかった?
一言も語られないのが、何とも歯がゆい。
AV女優ならずとも、ハタチそこらの女の子にとって、彼氏の存在を無視しては、様々なことが語れないのが自然ではないのか。
どことなく綺麗事の匂いを感じるのは僕だけか。
ラブホでの彼女の甘えん坊セックスが入念に描かれているだけに、その部分での彼女の心を知りたかった・・・。

彼女のしゃべりは終始聞き取りにくい。
ラストだけでなく、重要なシーンでは、それこそテロップを駆使してほしかった。
伝わらなければ、全てのことに、意味はない・・・。

僕はどうしてこんな枝葉末節なことばかり書き連ねたのだろう。
五か月も待って、やっと見れたというのに、このグジグジとしたみみっちい書きっぷりは一体何なのだろう。
まだ分らない。
まだ僕には、この作品との距離が、うまく計れていない。
要するに、今日見ただけでは、何とも判断がつかなかったのだ。
あの女の子の個性同様、僕にはどこまでも噛み合うものが見い出せないのだ。
「あなたの熱い想い・・・」という言葉に戸惑った撮影現場。
そしてこの完成品。
ひとつだけ言えるのは、この作品が一応ハッピーエンド?で終わっていること。
僕はそこに困惑しているのかもしれない。
事実がそうであれ、納得出来ないでいるのかもしれない。
僕はAV女優を辞めさせたがっているのだろうか?
AV男優のくせに。
AV女優に憧れているくせに。
彼女達の幸せを・・・・人間の幸福とは、何だ?
彼女は家族との和解こそが最大の願いだった。そのための方法がAVという冒険だった。
結果、彼女は幸福を掴んだ。AVを否定する世間や常識よりも、家族からの虐待が、血の繋がった純愛の喪失こそが、一人の女性の魂にとって、遥かに否定すべき悪夢であることを、このAVは伝えた。
これでいいのだろうか。
だとしたら、僕はこのAVのどこにいたんだ?
彼女の幸せと、僕みたいな奴の、どこがクロスしたんだ?
今日はまだ、わからない。
散々好き勝手なことを書いておいて、まことに恐縮だが、明日以降、また考察させて頂きたい・・・。









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