AV落人辻丸の言霊〜殉教録〜

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zoom RSS 十五年、ひと昔

<<   作成日時 : 2006/02/02 19:07   >>

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先日、林由美香のことを書いたお陰で、十五年前のAVを見てしまった。四半世紀前の、AV業界を、いきなり懐古してしまった。
これは書かねばなるまい。たった十五年、しかしその重さは、たかがAVされどAV、シミジミたる人間劇場なのだ。

「ジーザス栗と栗鼠スーパースタースペシャル 林由美香」(90年 V&Rプランニング)である。
当時としては規格外の120分物である(ビデオオンリーだから当然DVD特典なんて、ない)。
出演男優の数も二十人を超える(無論、汁男という存在はなく、プロか素人か応募か・・)。
その中で今なお現役組というと・・・わずかに三、四人?
様々な人達が様々な形で消えた。
あくまで噂だが、山谷、借金漬け、精神科、業界追放・・・。
十五年も経ったのだ。人生色々あるのだ。
彼等は皆同じAV男優だった。90年代の単体アイドル林由美香に本番きめて、顔シャしていた(エイズが騒がれる以前だから、すべてナ●である)。
どこがどう、その後違ってしまったのか・・・酒、オンナ、悪ノリ、心の病・・・?
いや、同じじゃない男優が二人いた。●食(ホームレス)役の特殊男優君と、この僕。

まだハタチそこそこだった彼は、オシッコしただけだ。三十なりたての僕は林由美香を、イジメただけだ。
彼とは待ち時間に少し話した。
高卒で元トラック配送の助手。その頃の将来の夢は弁護士か医者。
今は映画俳優を目指す。とりあえずは男優としてオールナイトフジ(女優は何人も出ていた)に出るのが、夢。
僕は聞いた。どうして映画俳優なの?
「ああ、映画俳優は、カネになりますから・・」
その後、彼は同じV&Rの現場で、安達かおる監督を激怒させ、女優に「帰ってよ!」と怒鳴られ、先輩男優に「僕、尊敬しております」と言い、別の素人男優にフェラチオし、自分は浣腸させられた・・・。
彼は現在、病院らしい。当時より結構太っているらしい。
僕は彼を笑えない。誰が、彼を笑えるか。
みんな誰かを怒らせ、ののしられ、ヒーローにかしずき、命令されるまま、仕事と称して何だってやり・・・・。
十五年も経ってしまったのだ。
我々だって、何がどう変わった、とエラソーに言えるのだ?
想定外なんて、実はひとつもない。

この作品では、モロにプロ男優を起用しているのに、”新・素人変態男優8人”と銘打っている。(まあこれはジーザスシリーズの定番だが、こういうファンタジーが通用したのも、昭和は遠くなりにけり、か)
よってクレジットタイトルも実にアレコレ・・・ハナ中川、ブルマ並木、シンジケート岡田、ドロップアウト花岡、ライト柳田、ナース小沢・・・誰が誰だか、おわかりだろうか?
なれど僕だけ、「サド辻丸」である。
十五年前も今も少しも変わっていない。僕だけ変態男優だ。どこまでもアブないシロートヒールなんだ。

安達かおる監督の、撮影後記。
「極限とも言える状況の中で、エセ女優と言う仮面を剥ぎ取り、日常の女に引き戻してやる事に秘かな喜びがある。しかし、何と言う事か!次から次へとぶち込まれても、注がれても笑顔を絶やさないこの女どもは一体何なんだ。金が媒介して繋がる君達とおれとの関係はこれでしかないのか。よく考えてくれ。これほどの侮辱が君達にはわからないのか。でも、わかってもらう前に38歳のおれが先にぶっ倒れてしまうのだから話にならない。10代のスーパースター達よ。おれをなめんなよ!」
十五年経って、まったくこのままだ。
AVに真摯に立ち向かっている監督諸氏は、十五年前のこの意見に、一人残らず賛同するのではないか。苦々しく、納得するのではないのか。
エセ女優。
日常の女。
現在、並の女優を越えているのが、AV女優だ。次から次へと、ナニからナマまでぶち込まれても、毎回のように「注がれ」じゃなくて「ぶっかけ」られても、決して笑顔を絶やさない、揃いも揃って見事過ぎる巨乳のオンナたち。
無論、媒介は金。天下御免、永劫不動のカネ。
侮辱なんてどこにもないのか。
日常の女なんて、四半世紀前から、とっくに絶滅しているのか。
それより何より、唖然とした。
この時、安達かおる監督は38歳!
僕はとうに七歳近くも年上になっているのだ。
だから何だ。だから、AVは凄いのだ。
そのAVに出演する、ハタチそこそこの、AV女優達は、今も昔も凄過ぎるのだ。
僕なんぞが、ナメられるのは、仕方ないのだ。

それにしても、この90年という年は、僕にとってもスゴい年だった。
別に売れまくっていたわけではない。ただ、共演女優の顔ぶれは、例年になく豪華だった。
朝日奈樹里(精力増強薬の広告でお馴染み?)、工藤ひとみ(長らくストリッパーとして活躍)、加山なつこ(今や復活の美熟女女優!)、後藤えり子(AV男優なんてサイテーの職業だと言ったとか言わないとか・・・確か後にはソープへ?)、小沢奈美(当時のトップアイドル)、樹まり子(言わずと知れた・・・二回も共演している)、橘優希(超イケた女なれど目立ってたのは下っ腹)、吉川リリア(NGにされたお嬢さま系、男優氏と結婚)、寺崎泉(ジーザス!驚異の十二人抜き!やはり寿引退)、地球丸花子(冗談抜きでこういう芸名の子がいたのだ)・・・・。
とは言え、これら美女達の一体何人と本番したことやら・・何人にゴムフェラしてもらったことやら・・・覚えていない。思い出さないでおくことが、暗黙のケーフェイ・・・。
ただし、これだけは書ける!
シリコンは、一人もいなかった。
みんな良くも悪くも、ナチュラルだった。
もちろん、中出しなど、夢のまた夢だった・・・。

しかし嫌でも、極めつけに忘れられない驚異の現場がこの年はあった。
わが男優史、最凶のイカれ現場。
タイトルはズバリ!「ババア〜!こんな私でもAV出れますか?〜」(マスカット)。
こんなAVでも、あなたは読んでみたいですか?
近々書きます。乞うご期待・・・つうか・・・決してひとりでは、読まないで下さい・・・。

こんな振り返り方でいいのか?
AVひと昔。
十五年ひと時代・・・やっぱり変わるものは、変わっちまうようだ・・・・。

「地上とは思い出ならずや」
            稲垣足穂


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