AV落人辻丸の言霊〜殉教録〜

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zoom RSS 帰ってきた、AVとは何か?

<<   作成日時 : 2006/01/29 19:45   >>

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またまたまた、AVとは何か?
帰ってこなくていい?余計なこと、クダクダ書かなくていい?
その通りだ。でも考えてしまうのだ。
AVとは、何か?いや、AVというものを存在させている、この世の中とは、何か?

あるAVアイドルが、自分のブログで一日限定コメントを募集した。
すると来た来た、来まくった、その数ざっと千五百件?!
男性九百、女性六百。
大したものだ。さすがは、テレビでも引っぱりだこの人気女優だ。
それもちゃんと全部読んだとか。すごいものだ。立派なプロだ。
僕は女性コメント覧を約三分の二、のみ。
色々書いてあった。荒らしも少なくなかった。気になったのは、こういう書き込みだった。
”どうしてAV女優が、テレビ出てるの?”

その日の女の子は、ムチムチボディだった。おそらくバスト90、ウエスト60、ヒップ90は、かたそうだった。
21歳。それなりの男性体験。それなりの人生経験。
パッチリした瞳の目立つ愛らしい顔だちの子だった。
彼女はその日一日、とにかくイカされまくった。オモチャで指で、肉棒で、嫌というほど絶頂を極めた。確か三回は失神していた。白目を剥いて、ヨダレをたらし、ずっと痙攣していた。
僕は間近で見ていた。終始、声をかけていた。もっとも煽る必要などどこにもなかった。
彼女は勝手にイき続けた。何の合図も返事もなく、イッてイッて、またイッた。
そしてそんな特殊な一日の間も、普通に食事して、トイレに行って、携帯を使い、メールを打っていた。彼女の日常は、結局彼女のままだった。
イかされて狂わされて、セックスされて、その一部始終をカメラに撮られて。
そんなものは、彼女の日常を何も変えなかった。彼女の生活に、人生に、いかほどの棘も刺さなかった。
すべてはAVだから。AVとして起こったことだから。
彼女はAV女優だ。何回イこうと、誰とヤろうと、どんな痴態をさらそうと、それはただの仕事だった。おシゴトだった。
どこが変なの?何がおかしいの?
誰もそんなコメントしていない。彼女だって言っていない。
ただ、繋げてみると面白い。どこがどうしてか、妙に繋がる。
”どうしてAV女優が、テレビ出てるの?”
”どこが変なの?何がおかしいの?”

最近、現場で女優を軽くインタビューすると、こういう答えがよく返ってくる。
「女優さんがテレビや雑誌に出てるの見て、ああAVってそんな変な仕事じゃないんだなぁって、思って・・・」

僕が業界入りした当時、AV女優の仕事は、ヌードモデルの延長だった。綺麗で売れっ子な女優ほど、偽似絡みはもちろんフェラもゴム付き、指挿入さえ御法度だった(ニセ射でも顔へはダメ、フェラも張り形、キスもNGなんて子までいた)。
本番しない、ソフトなことしかしない、それが一種の人気女優のスティタスだった。
にもかからはず、AVは、AV女優は、現在よりも遥かにキワモノ扱いされていた。怪しい世界にうごめく、アンダーグラウンドゾーンだった。深夜テレビに駆り出されたところで、しょせん色物、周囲の一般タレントの接し方も、どこかひいているような、シラけた雰囲気が漂っていた。
翻って現在はどうか。
本番しないAV女優なんてまず存在しない。顔シャなんて当たり前、デビュー作から3P4P、潮吹きまくり。オモチャも縛りも楽しい楽しい、レズにぶっかけ、野外に放尿、黒人白人、残るは中出し、やっぱりナマが気持ちいい!
一応、この業界にも三大NGなるものは存在する。
アナル、スカトロ、ハードSM。
だが、結局のところ、これらは御挨拶NGであって、売れれば売れていくほど、どんどん破られていくのが摩訶不思議、いやさ、単なる出し惜しみ?
去年、僕はグラビア飾るアイドル女優に、アナルもやった、オシッコもかけた、縛って蝋燭も垂らした、跡が残るくらい鞭を振るった。
そもそもアナルなんて映っているのだ。セルなら堂々、カワイコちゃんのケツの穴は丸見えなんだ。とっくの昔に、ヘアだマン毛だ陰毛だ、見せ放題なのだ。
七八年前のAVアイドルはM字開脚すらなかなか撮らせなかった。
あの子達は、今ならやるだろうか。当時流行った「AVをステップに女優さんになります」を合い言葉に、AV出演するだろうか。
僕には、わからない。
今も昔も、男でしかない僕には、AV女優とただの一人とも付き合ったこともない僕には、彼女達の本音は、皆目見当がつかない。

こういう状況にあるAVが、AV女優が、しかし「変な仕事」と、思われていない。
たとえごく一部でしかないかもしれないにしても、それなりの、いわゆる”市民権”を得ている模様。
事実、後から後から、新人は続々だ。並のイベントコンパニオンなど顔負けの美形ギャルが、無限の豊作だ。
AVは「変な仕事」では、なくなったから?
AV女優は、楽しくて面白くてやり甲斐のある、お仕事だから。
どうして・・どうして彼女達は、そう思うのか・・・テレビ?雑誌?

テレビに出ているから、変じゃない。
テレビに出演しているくらいだから、おかしくない。
テレビで取り上げられるほどだから、怪しくもない、楽しい、面白そう・・・。
雑誌もいっぱい。キレイに撮ってくれる。ちゃんとしたカメラマンさんが、私のオッパイを、お尻を、大股開きを、ヘアを、イき顔を、時にはアナルを、”美しく”撮ってくれる。
グラビアに表紙に、ポスターにカレンダーに、写真集に、仕上げてくれる。
だから、だから変じゃない。立派なお仕事。やり甲斐の持てる、おカネ以上に、価値あるお仕事。
応援してくれるファンの皆さんのために。私でヌいてくれる人達のために。サイン会に来てくれる、ブログにメッセージ残してくれる、私の十八禁商品買ってくれる、沢山の味方のために・・・。
変じゃない。絶対、おかしくない。

あるAV専門誌の新月号を見た。
毎度のド派手なカラーグラビアやキワどい現場ルポよりも、僕をある種驚嘆させてくれたのは、巻末のニューストピックスコーナーだった。
受賞式。感謝祭。謝恩忘年会。大々パーティ。
豪奢なドレスに身を包んだ天下の美女達は、一人残らずAV女優。
どこのお嬢様かと見まがう、セレブの園は、みーんな真性本番女優。
去年一年、ハメてヤって、かけられまくった本名言えない、三大NGどこ吹く風の単体アイドル達。
「四年間悔いはありません」
「生まれ変わってもAV女優になりたい」
最近はAV引退とは、あまり言わない。AV「卒業」と言わねばならない。
けれど、一般の女優が「舞台引退」とか、「テレビ卒業」とか、宣言するだろうか。
芸能界引退なら分るが、わざわざAVだけ、卒業とか引退の文字にこだわるのは、どうしてだろうか。
前にも書いた。今もテレビ等で大活躍中の元?AV女優の弁。
生まれ変わってもAV女優になりますか?
「それは・・難しい・・・・」

レベルはどうあれ、ソフトという名で、エッチの演技を売っていた時代、世間は徹底して蔑んだ。若い女達も、AVと聞くだけで、根強い抵抗感を抱いていた。
今や、ハードに限りなく、性そのものを売り尽くすことに人生賭ける女の子達を、同世代の娘達は素敵だと言う。ファンだと言う。応援している、と言う。
時代が、変わったのか・・・。
いや、そうは思わない。
彼女達は、日本人は、何も変わっちゃいない。
何事も右へ、ならえ。
左が目立てば左を向け。
テレビが認めてるのだから、間違いない。ちゃんとしたところが支えているのだから大丈夫。確かなバックがあるのだから。御墨付きがあるのだから。
第一、儲かっているのだから。いいカネ貰えるところなのだから。
皆、楽しそうにやっているのだから。一人も悪いことしてるような顔して働いてないのだから。みんな、心から幸せそうなのだから。勝った勝ったと、大騒ぎしているのだから。
どこが変なの?何が、おかしいの?
誰も疑問など、抱かないから。

今や安心してマンションにも住めない。天下の寵児も塀の中。
買えよ買えよ、それがフツーのライフスタイル、マンションくらい買えよ。
今頃になって、おかしな会社、裁かれる錬金術、「私は負けない」、「わが息子、弟よ」・・・?

AVとは、何か?
日本人とは、何か?
僕には、わからない。わかりたくもない。
AV女優がテレビに出ても全然、おかしくない。
嫌いなら無視していればいいものを、わざわざイヤミな書き込みする方が、よっぽどおかしい。
ただ、僕は問いたい。AVに、AV女優に、そしてニッポン人に。
本当に悔いは、ありませんか?
これからも決して、悔いることなどない、と言い切れますか?
生まれ変わっても、本当にAV女優になりますか?
あなたは、AV女優になるために生まれたのですか?
カレシの前でも、将来の夫の前でも、自分の子供の前でも、同じことが言えますか?
「どうしてオマエのお母さんは、AV女優だったの?」と子供が学校で言われたら、どう答えますか?
AV女優って何ですか?
そこまで言わせる、やらせる、人生注がせる、AV女優って、AVって、一体何ですか?
あなたにとって、何なのですか?

そしてニッポン人のみなさん。
このままで、本当に悔いは、ありませんか?
これからも今のニッポンのままで、悔いることなどない、と言い切れますか?
生まれ変わっても、ニッポン人に産まれたいですか?
あなたは、こんなニッポンのためにニッポン人に生まれたのですか?
誰の前でも同じことが言えますか?
「どうしてオマエのウチは勝ち組じゃないんだ?」と子供が学校で言われたら、どう答えますか?
ニッポンって何ですか?今のニッポン人って、何ですか?
あなたを、社長を、寵児を、政治家を、彼等にタカってきたニッポン人を、あそこまで言わせる、やらせる、人生狂わせる、ニッポンって、我々の今いるこのクニって、人って、我々って・・・一体全体、何なのですか?
僕には、さっぱり、わからないんですが・・・。

心の闇だか何だか知らないが、殺したかったから、殺した、ただそれだけだろう。
何をいつまで騒ぐ。
自分が殺されると知らされて、M君は、こう言った。
「何かの間違いでしょう?」
人間のすることに、間違いなどは、ない。
そうしたいから、する。
誰もしなくても、自分は、する。
これが今のニッポン人には、見えないらしい。あらゆることにもっともらしい動機付けをねだるニッポン人には、最大最強の謎なぞらしい。
だってニッポン人は、一人じゃしないから。誰かがしないと、やらないから。
テレビに映るくらいにならないと、行動しないから。信用しないから。
そして一度信じ込むと、もう怖いものはないから。どんなことでも、出来てしまうから。どんな変な輩でも、息子だ弟だ、と支持してしまうから。ヒーローにもカリスマにも、教祖にも、一夫多妻にも、祭り上げてしまうから。

ニッポン人は、AV女優だ。
一人残らず、AVだ。
AVとは、ニッポンなんだ。
こんな答えしか見い出せない卑小な僕も、変な奴だ。おかしなおかしな、ニッポン人なんだ。

”どうしてAV男優が、ブログやってるの?”





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