AV落人辻丸の言霊〜殉教録〜

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zoom RSS 除夜の鐘は聞かず

<<   作成日時 : 2005/12/31 19:38   >>

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今年も終わる。
もうすぐ終わる。
どうということはない。
まったく何ていうこともない。
僕には年末も年始もない。この世でたった一人の夜。いつもと少しの、変わりもない。

世間は十大ニュースとやらでひと騒ぎする。
僕には、一つもない。振り返るニュースなんて、今年も全然思い浮かばない。
ブログを始めた、くらいか。
一大ニュース。一代ニュース。
始めて続けて、ざっともうすぐ半年目。
コメントをくれた人もいた。毎日読んでくれた人もいた。誰にもろくに読まれない日もやっぱりあった。
大して読んでほしくもない日に限って、アクセス数がハネ上がった。
AVをテーマにして書けば、ほっといてもアクセス数のケタが違った。
不人気なのは、「燃えよ!カンフー」詩録、映画メモ、本、WWE、こころの病い人・・・。
つまり僕はアダルトブログを書いてるわけだ。
18禁の表示を本来なら加えなくてはいけないようだ。
今のところ、どこからもそんなお達しは、ないが。
あっても知らない。どう操作すればいいのか、わかりゃしない。
あの「あなたは18歳以上ですか、以下ですか」と出て来る毎度のトップページは一体何だ?
あれで何がわかるんだ?あれで何が証明されるんだ?あれで誰に許可されるんだ?
あれで誰が、そこにいる誰が、見えるというのだ?
僕には、わからない。
わからないことは、したくない。
もうとっくに疲れきってるのに、面倒なことには、関わりたくない。

今日は何もしなかった。今日も何もしなかった。
朝だけは、六時に起きた。暗いうちから動きだした。
誰にも会わなかった。一本の電話もなかった。一枚の年賀状も書かなかった。
一通もメールなんて・・・メールはあった。アクセスもあった。今日も更新出来た。
ブログだけが生きていた。
僕は、ほとんど死んでいた。
ブログだけが、年を越すんだ。息をしてるんだ。

大みそかと言えば、年越し蕎麦?食べない。
年末と言えば、大掃除?してない。
元旦と言えば初詣で?したこともない。
テレビと言えば紅白?特番?格闘技?全然見てない。録画はするが、当分見る気もない。
そもそも今夜だって十時には寝るのだ。
昨夜も十時に寝たのだ。
どの番組も最後まで見ているヒマがない。気力が、ない。
何のための早起きか。
こういう夜には考える。
世の中からズレるための早寝。世間に逆らうための早寝。常識やルールを疑うための早寝。
僕は、反逆者を夢見ていたはずだ。そのためにドロップアウトしたはずだ。AV男優になってしまったはずだ。
その僕に現在残された唯一の叛逆、たった一人の革命、今際の際の抵抗、自閉したテロリズム。
それが早寝早起きだ。
暗闇に眠って、闇の底からうごめき出す、ただそれだけだ。

今日は、世界中が祭りだ。異様なほどにくつろぐための、特別な日だ。
大体、一年の最終日に他人のブログなど覗く奴がいるだろうか。正月三が日にバソコン開く奴などいるだろうか。黙って一人で机に向かう奴など、いるのだろうか。
いや、いる。
必ず、いる。
絶対に、いる。
誰も知らないところで。誰からも気づかれない場所で。
周りの皆から、まるで認められていない存在で。
世間に置き去りにされた、世間に背を向けた、世間と切り離された、無名の、孤独の、弱い弱いちっぽけな、いつでも一人の、一年中一人の、どうしょうもなくひとりぼっちの・・・。
僕はその人達のために書く。そんな人達のために今日も明日も明後日も書く。読んでもらえなくても、その人達を想って、ジリジリと書いていく。
僕はそのためにブログを始めた。
そんな人達のために、いきなり始めた。
僕とよく似た、きっとよく似た、決して会えない、言葉も交わせない、どこまでも一人のままの、寂しく、悲しく、情けなく、でもだから愛しい、優しい、慈しみたい、繋がりたい、心で連なりたい、魂だけで交わりたい、そんな人達、そんな僕達、そんな自分、僕のために、自分自身のために、生きるために、死なないために、どうにか日々をやリ過ごすために、僕は書き出した。
このページで、あての無い旅を始めた。遺書を片手に、遺書を冠って、自虐に溺れて、這いずり続けた。
やっと今日まで。
この一年まで。

除夜の鐘は聞かない。
今夜も十時には絶対眠る。明日は、日の出の前に必ず起きる。
かどうかは、やっぱりわからない。わかるわけがない。
死んでるかもしれない。
夜明けは来ないのかもしれない。
新年は無いのかもしれない。
それもいい。
それでもいい。
遺書は書いた。今日も書いた。2005年、最後の遺書は、書き尽くした。
明日の僕は、僕じゃない。明日の僕は、生きていない。
今日の僕は、もうじき死ぬ。明日の僕は、忘れてしまう。
ブログだけが年を超える。鐘の代わりに遺書が、震える。
どうして除夜が怖いのだろう。
明日に続く、来年に連なる、未来に繋がる、今日の夜が、毎年毎年どうしてこうも、恐ろしくなるのだろう。
僕だけだろうか。
本当にこんな奴は、僕ひとりだろうか。
教えてほしい。
教えてほしいから、僕はまた書く。
来年も、書いて生きて、黙って・・・どうにかなる。

さよなら・・・今日の自分。


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