AV落人辻丸の言霊〜殉教録〜

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zoom RSS 偽オーディションその四・・フェラチオ女優

<<   作成日時 : 2005/12/26 13:52   >>

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「偽オーディションに集まった女優達をコワモテ監督達が身も心もブッ壊す!」(ばば★ざ★ばびぃ監督 ナチュラルハイ)の最終章である。
正直やっと来たかという感じだ。牝犬女優、ペコちゃん女優、コーマン女優。わかりやすく言えば、開き直り女優、ドM女優、おバカ女優・・・。まだいるのか?そんなに多様なタイプに分かれるほど、AV女優は奥もナカも深いのか。深いのだ。

四人目の子は自分の芸名を知らなかった。
スリムで今イチさえない表情。いきなり最初の挨拶すませたら帰っていいんですか?ときたもんだ。なーんも聞いてない、なーんも見えていない、二十六歳。
芸能人の物真似をと言われて、スギモトアヤの名をあげた。何のことはない、ただポンポンと服を脱いでオシマイだった。スギモトアヤ、と言えば、ハダカ、と答えるだけだった。
子豚の物真似、カエルの鳴き真似。
一応やってみせてはいたのだが、そのうち涙目になった。黙りこくって、何もしなくなった。やがて、帰りたいとボヤキだした。

彼女の特技はフェラチオだった。仕事で、というより心底フェラチオが好きな女の子だった。
一日出来れば十五本喰わえたい。セックスよりしゃぶっていたい。
アイスクリームのつもりでチンチン舐めて、とリクエストされても結局、尺八になった。
彼女はオナニーも出来なかった。電マを当てられても痛がって抵抗するばかりだった。男優に指マンされてグチョグチョいわせた。やけに中が狭い、けど絞まり良さそうとベテラン男優から褒められた。でもひたすら暗く歪んだ表情を変えなかった。痛がるでも感じるでも悶えるでもない、まったく死んだ顔つきのままだった。
しびれを切らせた監督が厳しく問い詰めた。こっちはカネ払ってんだ、どうしてくれるんだ?!
彼女の呼吸が徐々に荒くなり、激しくなり、とうとう過呼吸を起こした。
手慣れた監督が応急処置して、彼女は回復した。
もうマグロで絡ませるしかなかった。
正常位で延々ピストン、素っ気ないブッカケ。
フェラチオですぐにビンビンにさせた彼女のオマンコは、とうとう男優をイかせられなかった。それでも少しはアエいでただろう?オナニーの続きやれ、と迫られた。
出来ない、を繰り返す新人女優。かと言ってその場にいつまでも座り込んでいるだけのニート女。
「行動で示せよ!」
僕に怒鳴られ、やっと出て行くAV女優。ようやく終わった、偽オーディション。

この子は一体なんだったのだろう。
言われるまま、見るまま、やらされるまま、生きるまま・・・。
彼女は仕事でも勉強でも、とにかく忙しくしていないと落ち着かない性格らしい。フーゾクやってガッコウ行ってて、さらにAV。
フーテンの寅さんはこう言ったとか。
「そんなにしょっちゅう本読んでて、いつモノを考えるの?」
渥美清は勉強家だった。新作話題の映画、舞台、本、欠かさず目を通していて、みんながまず、どんな出来か渥美清に教わりに行った。
車寅次郎は、神経質なくらい考え考え生きた役者だったのだ。

この面接で、唯一彼女が生きていたのはフェラチオの間だった。他は一切トンチンカンでしかなかった彼女が、その存在を感じさせてくれたのは、フェラチオの時間だけだった。
好きだから。夢中になれるから。
スギモトアヤや子豚やカエルや、自分でないものの真似をするより、オナニーや愛撫やオモチャや、気持ち良くないことをされるより、セックスやブッカケや、口以外でチンチンを感じるより、彼女にはフェラチオが一番だった。
考えなくていいから。世の中で最も忙しくしていられるから。
彼女はまだAV女優ではない。もちろん役者でもない。デビュー前の、一介の素人娘でしかない。

だが、素人と言えばこの作品でオーディションを受けた女の子は全員がド素人だ。
昨日までそこらをブラブラしていた若い娘だ。この撮影の後だって、やっぱり普通の顔をして町へ紛れて行く当たり前の女だ。当分は、まだまだ生きている女だ。
そんなオンナ達が、犬になりMになり、おバカになる。
最後の子だけが、奴隷にもマゾにもならず、一応学生の身分のまま、ひたすらフェラチオに生き、セックスもオナニーも嫌がって、帰っていく。
これはAVではない。AV以前の、普通の女性達の、生態記録でしかない。
みんな泣いた。みんな感じなかった。みんな言われたことは何ひとつ出来ず、好きなことだけ、嫌じゃないことだけふるまって、面接を終えた。
AVとは、ひょっとしてこんな女の子達が、とりあえずこなしているだけの偽、でしかないのかもしれない。
ほとんどのAVでは、泣きもしないし、滅茶苦茶感じてるし、言われたことは何でもハイハイやるし、好きなことも嫌いなことも、カメラの前なら平気な顔でやってみせるし。
しかしそれは本物だろうか。しょせんAVという偽オーディションから始まる、ただそれだけのことではないのか。
それとも偽に生きる本物か。偽に徹する生き甲斐か。身も心も、偽に捧げた人間の正体か。

この作品中、己の主張を口にしたAV女優は一人もいない。
なぜAV女優か?どうしてAVの仕事か?AVをどうしていきたいのか?誰にわかってほしいのか?あなたにとってAVとは何か?熱い想いはあるのか?カネはいらないのか・・・?
ヤジとイジメで犯されたAVアイドルは、皆に感謝した。
コワモテ監督達にブッ壊された新人女優達は、四つん這いで、オシッコまみれで、足をつらせて、フェラチオさせてもらえないで、姿を消した。
考えるとは、どういうのだろう。
AV女優を生きるとは、どういうことなのだろう。
見ているだけの我々は、誰に教えてもらえばいいのだろう。

日本中に笑われた、いや笑わせた人は、もういない。
AV女優がイかされて、イかせて成り立つ大国ニッポン。
男はつらい。
女もつらい。
考えることが、もっとつらい。
それを言っちゃオシマイか?
でも、考え続けて、死に損ないたい。



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