AV落人辻丸の言霊〜殉教録〜

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zoom RSS WWE4〜肉体の饗国〜

<<   作成日時 : 2005/11/02 21:38   >>

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録画しておいた九月五日放送分のTVマッチを見た。
特番を二週間後に控えての遺恨バラ売りといった内容で、いささかゴチャゴチャしている。ほとんどがレギュラーの出演で新鮮味に欠け、珍しく試合数が多かった割にはダイナミックな躍動感にも乏しい。そんな中、一人異彩を放っていたのが、超マッチョボディを売りにグングンと頭角を表している新星クリス・マスターズ。今さらの筋肉マンタイプ、されどやはり肉体パフォーマンスの世界において、その問答無用の魅力は普遍なのだ。プロレスしかり、AVしかり、エロティシズムしかり。

WWEはニューヨークに本部を置くプロレス団体だが、その昔からマッチョマンへの支持率は異常に高かった。一時期などは、筋肉マンにあらずばレスラーにあらず、の風潮にまで高騰し、ステロイド(筋肉増強剤)疑惑が業界を徹底的に汚染してしまった。
現在はテレビ主導の影響からか、スピィーディーな試合が好まれ、極端なマッチョタイプはかなり減った。代わりにアスリートタイプが幅を利かせ、全体的に体をひたすらデカくすることよりも、無駄な脂肪を落とし、シャープに絞り上げる肉体カット、つまり逆三角形のフィットネス志向が、流行の王道となった。
お陰でレスラー達は飽食大国アメリカにあって、相当の食事制限を強いられている。腹いっぱいにステーキもビールも楽しめない生活のまま過酷な移動と一日も欠かせないジムワーク。
そのエネルギッシュなプロ根性には、毎度のことながら頭が下がるのだが、ここにきてあえてアナクロ的とも見られかねないスーパーマッチョマンを売り出しにかかるあたり、決して時代に迎合ばかりしていないWWEの面目躍如か。
ファンよりも半歩先に、時代に追われるのではなく、こちらが時代を創り、先導する。
トップを走る興行師はかくありや、といったところの、さすが上場ひとり勝ちエンターティメント戦略だろう。
ギリシャ彫刻を彷彿とさせるクリス・マスターズの肉体美は、誰が何と言おうと芸術を越えた商品価値があるのだ。

一方AV業界においては、長い間そのテの肉体信仰みたいなものは存在しなかった。
男優が仕事のために鍛えるなんてことはなかったし、女優にしたってオッパイの大きさ以外でカラダを評価されることも少なかった。
ところがいつの頃からか、AV界もすっかり肉体哲学が浸透し、もはや自己管理なき者はカメラ前に立つな、の恐ろしい現実が一般化してしまっている。
男優に関して言えば、特に新世代、揃いも揃って感心するほど鍛え込んでいる。ジム通いなんて常識もいいとこで、週五日も行ってて、全然足りないすよ、なんてボヤいてる輩までいるのだから、何をか言わんや。
僕が男優を始めた当時、鍛練どころか、健康管理に気を使ってる人さえいたかどうか。
毎晩呑み歩いては焼肉バクバク、控え室では夜遊び落としの熟睡グーグー。
最近の若手なんて、待ち時間ともなればバイクかっ飛ばしてジム参りだ。
オマケに凄まじきは、マシーン焼けのコンガリBODYのオンパレード。
レスラーの場合は彼等が主役、テレビ写りをよくするための日焼けサロン通いは当然かもしれないが、AVの場合はいかがなものか。
正直、色白モデルと褐色男の絡みをたまに見せられたリすると、返って女の子の方が妙に貧相か不健康そうに感じられてしまって仕方ないのだが。

お腹出てないですよね?
確かに僕も初出演時、プロデューサーからこんなことを言われた記憶はある。
なるほど、いくら今以上に男優が黒子扱いだった当時のAV界といえど、みっともなく腹の突き出た奴を出すのは、ちょっとあんまりだ、という最低限のモラル?はあったのだろう。
僕にだって腹が出てちゃフェラの時撮りにくい、くらいのセンスはあった。いや、かつて日活ロマンポルノやピンク映画のコアなファンだった身としては、デブや貧弱な男優の絡みにはやはり気分が良くなかった。どんな内容であれ、見世物である以上は、カッコいいものを見せてもらいたいと思っていた。
だから、というだけではないが、それなりに自分のカラダは昔からずっと意識してきた。マッチョや健康生活にはいささか遠くとも、みっともなくない程度に引き締めていたいくらいの自覚は現在でも継続させているつもりだ。
しかし昨今の男優界に蔓延するトレーニング思想は少々色合いが違う。
明らかなナルシスであり、ほとんど気分は男性モデル調なのだ。
別にそれが悪いとも、勘違いとも言うつもりはないし、ますます洋ピン化していく傾向も時代の流れと理解はしているものの、こればかりはどうもそれこそピンとこない。
そこまでのものか、それほどまでのナンボのものか、いくら背伸びしてみたとこでアメリカさんには適やせぬ、ガイジン気取ってハッスルしても、しょせんは田子作、農耕育ち?
まあ、お先の知れたジジィの繰り言と笑ってくれれば本望なのだが、やっばカッコ良さならアメプロに軍配、野暮ったさでシコシコ売るのが浪花節的にっぽんプロレス。
僕は洋ピン嫌いだけれども、洋ピンゴッコはなお受け付けない。
女優陣の体格も年々発達しまくって、今やすっかりスーパーモデル級。
その極上のプロポーションは文句のつけようの無いプロのズリネタではあるが、サイボーグ化ウンヌンはともかくとしても、すべてが人工の個性、作られた商品力。
どこか寂しい。隠し切れないわびしさを抱えて、当たり前の温もりが恋しい。

プロレスもAVも、人間対人間が肉体のみで会話する裸の饗宴。
その迫力もセクシーさも、行き着く先はケモノの持つエロスの原点。
まずは肉体ありき。欲情を匂わせる性の具現。カラダあっての、ヤりたいヌきたい。
この大会、メインイベントは何とマスターズの必殺フルネルソン(背後からの羽交い締め)にどこまで耐えられるか、果たして脱出出来るか、を競う”マスターロック・チャレンジ”だった。
試合でもないこんな力比べゲームがメインなんて、日本なら抗議殺到だろうが、WWEならコレも全然ありうる。
なぜならそこには誰もが平伏す筋肉美がこれでもかと披露されるから。
肉体という宗教の圧倒的な魔力に、人間なら、オスならメスなら、嫌でも帰依してしまうから。
馬鹿馬鹿しい。だからこそ、人間の性は、エッチ心は、底がない・・・。

今回の放送で僕的に極めてうれしかったのは、あのバル・ヴィーナスが健在だったこと。元AV男優?!というギミックでWWEに登場してから、もう八年も在籍しているのだ。中堅クラスでこの長期にわたる活躍は特筆もの。
コスチュームは白いバスタオル一枚。相手を倒したら、すかさず艶かしい腰振りポーズ。
今だにコレで、全米はおろか世界中の会場を湧かせてくれるのだから、どんなもんだい、万国共通、スケベは不滅だ。










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