AV落人辻丸の言霊〜殉教録〜

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zoom RSS AV女優朝河蘭チャンの微笑

<<   作成日時 : 2005/10/25 09:24   >>

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何だか最近、女の子の悪口ばかり書いてるような気がしてきたので、たまにはいい想い出に残るAV女優を紹介してみたい。
朝河蘭ちゃん。
AVファンなら言わずとしれた痴女系の女王。何せ一年で212本も出演したというのだから、当時の人気ぶりがしのばれる。
いや、引退さえなければ今なおその存在は揺るがなかったのではないか。そのくらい彼女はAVにハマッた。彼女の生き方が、AVの世界で見事に輝きを放ってみせた。

彼女と共演したのは三年前の十一月(タイトルは「Mの囁き」金太郎レーベル)。
女王とM女をダブルでこなす内容で、僕の出番はもちろんMプレイ。
だが、その前の女王プレイを見ているうちに彼女の性格はスンナリわかってしまい、嗜虐の楽しみという部分では、期待薄になってしまった。
ガッカリしたのではない。彼女が噂以上の、イイ子だったせいで、自分の下世話な欲望が雲散霧消してしまった自嘲を覚えただけだ。
彼女の女王ぶりはどこまでも映像の中のみであって、それ以外はとにかく優しい。
相手がキモいM男優だと、悪ノリして責めまくる、趣味と実益オンナも少なくないのに、彼女はカットの度に男優を気遣う。自分だって中腰の顔面騎上やらキツい体勢を続けているというのに、まず口にするのは「大丈夫ですか?」の一言。
簡単なようで、これはなかなか出来ない。大抵は、現場における誰よりも重傷を訴えまくるのがAV女優の常。内容がどうであれ、撮影においては女優は文句無しの女王扱いであり、それを当然と思い込まされるのも女優人生の一種の必然。
ところがこの時点でもう充分過ぎるほどのキャリアを積んでいた彼女が、とことん周囲への気遣いを無くしていない。
寒い地下スタジオでのバイブオナニーシーン。超売れっ子ゆえの職業病でアソコを傷めていたにもかからはず、彼女は精一杯、異物ピストンにアエイでみせる。
と、何のハプニングか、カメラマンの一人が鼻血の災難。別に大事にはいたらなかったのだが、そこでも彼女はひたすら心配し、自分の肌寒さやしんどさよりもカメラマンの回復のために暖かい言葉や表情をふりまく。
一体あの優しさはどこから来るのか。
しかも絶えることない明るさで現場をずっとなごませてみせる。
そこにはイヤみもワザとらしさも微塵もない。
ナチュラルにイイ子なのだ。ネットリしたクイーンワールドも、彼女にかかると現場がほんのりとした温もりに包まれてしまうのだ。

で、いよいよカリスマ女優朝河蘭との絡みになったわけだが、正直のところあまり記憶にない。
つまらなかったわけでも、もちろんない。
例によって脱ぎ無しシャワー無しのソフトSプレイオンリーだったとはいえ、彼女はやはり徹底して朝河蘭だったのだ。つまり感じまくりというワガママに落ち込むことのない、心優しい御奉仕姫だったのだ。
彼女はまず恐がりだった。女王の時でさえスパンキングやペニバンの加減をひどく気にしていた。責めることにあくまでコワゴワであり続けた。
それはマゾにされてもやっぱり変わりはなく、チャイナドレスをハサミで切り刻まれ、淫質な言葉で嬲られ、鋭利な切っ先を眼球に突きつけられ、とにかく彼女はおびえっぱなしだった。被虐の陶酔などはカケラもなく、涙目で汗を浮かべて、必死に耐えまくること、それがすべてだった。
もちろんこれは間近で感じた僕の私的な助平心の印象であって、映像上では彼女の愛奴ぶりは申し分無かっただろう。
つまりそれくらい僕は彼女の普段の優しさぶりに心酔してしまっていたのだ。分け隔てのない人懐っこさからくる博愛のオーラにすっかりまいってしまっていたのだ。
仕事としての芝居は、迫真の演技を充分満たしていた。それ以上にも以下にもならない。
だから僕にはカメラの前以外の彼女しか残っていないのだ。控え室の気さくで慈しみにあふれた彼女の姿こそが、僕の朝河蘭だったのだ。

あの恐がりよう、どんな時でも自然に湧いてくる気遣い。
彼女は痴女でも淫乱でもなかったのではないか。ごく普通の可愛いオンナではなかったのか。
AV的なボンテージもペニバンもポールギャグも、それこそ今や一般的なローターもセクシーランジェリーも、彼女にとってはどうでもいい、ただの店頭品でしかなかったのではないか。
学生時代は陸上競技に夢中で真っ黒だったというスポーツウーマン。
日銭が稼げれば充分だったキャバクラ体験。
唐突に学費稼ぎで始めたAV女優が、あれよあれよと一世風靡。
彼女の感性に、AVという仕事は最もフィットしたのだ。
きついくらいの体力勝負。その気になれば毎日でも入ってくる日雇い稼業。
接客ほどのストレスはたまらないし、自分の気遣いは自然に発揮できるし。
そして彼女は明るいスケベだった。H好きの甘えん坊で寂しがり屋だった。
クリスマスの近付くその日、彼女はひとりぼっちのイヴなんてイヤだから仕事入れて下さい、とマネージャーに電話していた。
決して変態ではなく、「私はただのAV女優ですよ」を自覚し続けることで、彼女はあのハードスケジュールをこなし、無名の企画女優から、トップクラスの単体アイドルに躍り出たのだ。
彼女の仕事ぶりには、彼女の人生が、生き方が、屈託なく花開いていた。それに触れてしまうと、テープの中に妖しく舞う朝河蘭の姿は、まったくの商品、見事過ぎなまでの、天からの授かり物であった。
朝河蘭本人でさえ意識しなかった数々の朝河蘭が、ざっと三年間、途切れることなく地上の迷える子羊達に、愛の残像を恵み給うてくれたわけだ。

朝河蘭といえばアダルトでエロい顔のイメージが大勢だろうが、僕にはその純朴な笑顔しか残っていない。
あれほどの素直で歪みのない性格が、たまたまAVという猥褻極まる日陰の世界に紛れ込み、あらゆる形の癒しを分け与えてくれた。
なんという、すさんだ時代に落っこちて来た、珍妙なイタズラだろうか。
僕へのお裾分けは、他の朝河蘭ファンとは大分慰めの雰囲気が違ったものだろうが、それでこそ朝河蘭かもしれない。
彼女は誰からでも愛されたいと望む子だった。
イジメたくもイジメられたくもなく、ただほんのりと愛を抱き合いたいと願い、そのためにひたすら頑張り抜くことが楽しくて仕方のなかった、見てくれる人それぞれのためのたくましい天使だった。
朝河蘭は引退したが、彼女はまだどこかで変わりなく生きている。
そう思えるだけで、僕等は幸せを感じていられる。
それが朝河蘭チャンの最上の幸福であるはずだ。
今でも言える。
ありがとう。


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